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フレックスタイム
第10章 時短の女
「じゃあ、引越しの手配、
しちゃいますよ?
なんなら、必要最小限なものだけ運んで、
明日からこちらにどうぞ。
スーパーも近くにあるし、
そんなに不便はしないと思いますよ。
本格的な引越しは、まだシーズン中だから、
業者さんの予約取れたらで。
池田さん、動かない方が良いから、
私、お手伝いに行きますし、
引越しのおまかせパックにしちゃえば良いと思います。
でもって、
それと…明後日から私、
フレックスタイムで復帰します。
時短勤務になるかもしれないけど」


「頼もしい話ですね?
社長?」と伊藤さんが笑う。


「復帰早々になりますが、
月曜の役員会でこの企画書、提案しますから、
宜しくお願いします」と頭を下げた。


「その後、企画通してから、
準備室作ります。
人選もほぼ、してありますから、
早くて第1クォーター中に、
遅くても2Qのうちに立ち上げます」と、
2人に宣言した。


「これ、成功させたら、
百合ちゃん、一気に役員になれるな」と、
伊藤さんが溜息混じりに言った。


「役員どころか、
俺の社長の椅子も危ないかもよ?」と翔吾さんが笑う。



「もしも明日、簡易的にお引越しするなら、
阿部さんの車、使ってくださいね?」と言うと、
池田さんにキッチン周りに置きっ放しにしていた食器や調理器具のことなどを説明した。

「本当に、このまま今日からでも住めそう」と池田さんが笑った。


寝室のベッドは、
シンプルなシングルサイズの足付きマットレスなので、
その場でネットオーダーでセミダブルのものとシーツや掛け布団を注文した。


「伊藤さん、イビキが酷いから、
寝室別々でも…」と池田さんが笑うので、

「ベッドが届くまで、
リビングのソファで寝ますか?
これ、ベッドにもなりますよ」
と言うと、

「ええっ?
それは寂しいな」と伊藤さんがしょんぼりするので、
伊藤さんと翔吾さんに頼んでソファを寝室に運んで貰った。

「これでも良いくらいね?」と池田さんが笑うけど、

「でも、ソファベッドって簡易的だから、
腰とか痛くなっちゃうかも。
それに、リビングにソファあると、
のんびり出来て良いですよ。
だから、ベッドが届いたら、
またソファはリビングに戻しましょう」と言った。

「ソファでイチャイチャ出来るしね?」と翔吾さんが言うので、
私はちょっとだけ赤面してしまった。
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