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フレックスタイム
第11章 フレックスタイム
フレックスタイムや時短勤務とリモートワークの組み合わせで、
フルタイム勤務として、きちんとフルに給与を支払うことは出来る。

リモートワークだからと言って、
社員が仕事をサボるということは、考えていなかった。

勿論、子供や老いた親のことで、
勤務時間を取られることはあるだろう。
少し、のんびりしてしまうこともあるかもしれない。

ただ、仕事を細分化したチーム制にして、
1日ごとは管理も大変だろうから2日ごとに進捗の報告や、
タスク管理をして、
週一でそれを各セクションで報告と共有するようにすることを導入した。

そして、何より、
「ここで成果を上げることが出来たら、
更にこのやり方を進められる」ということを常に伝えていった。
その結果、一人一人のパフォーマンスは高まり、
中期的には会社の業績も伸びた。


会社の別フロアに空き室があったので、
そこを借りて、
『ドリームルーム』と名づけて、
子供を連れて来て仕事が出来るワークスペースと、
医務室を作った。

医務室には、常駐でベテランの看護婦さんに勤務して貰い、
簡易的なベッドなども置いた。

勿論、感染するような疾患の場合は、
自宅勤務、またはお休みして貰うことになるけど、
そこまででもないけど預けられない場合は、
子供と同室で仕事が出来るし、
ちょっとした育児相談なんかをお母さんのような看護婦さんに出来る。
ママだけじゃなくて、
パパも利用可能にすることで、
思いの外、育メンが会社に居ることも判ったりした。


試験的な運用を半年ほどしてみた。
私も3時にケンを幼稚園に迎えに行って、
そのまま、ケンとドリームルームで仕事をしながら過ごした。


更に、育児や介護をしている社員には、
ドリーム手当という名目で、
みている人数に応じた手当を出すことを役員会で決めた。

頑張ってるご褒美として、
家族でささやかな外食をするのに充てても良いし、
貯金するのでも良いから、
自分の為に使って欲しいと考えていた。



幾つかの雑誌、新聞、テレビの取材も受けて、
区長や知事、厚労省関係者も視察に来ていただき、
10月1日からは本格的に始動することが出来た。


このプロジェクトの副産物として、
社員の結婚と妊娠の報告が増えた。


仲人を頼まれることも多くなり、
土日がそれで埋まってしまうことも多くなったりした。
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