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フレックスタイム
第12章 予期せぬ来客、そして…
次に目が覚めた時にも、
翔吾さんとケンが居てくれた。


「痛み止めと化膿止めの薬を点滴してるから、
眠れるようなら寝てた方が良いよ」と翔吾さんが言う。


「ケン、お家に戻ってても大丈夫よ?」


「嫌だ。ここに居る」


「じゃあ…後で美味しいオヤツと夕食、
ダディと買って来てくれる?
病院のご飯、あんまり美味しくないの」と言うと、
嬉しそうに頷いてくれた。


「親指側が痛いみたい…」


「指はついてるし、動かせるって。
カッターじゃなくて良かったってさ。
ちょっと大きい血管切れたから、
出血酷かったからね。
明日には退院出来る筈だよ」


「良かった」


「ほら。
今度はこのエブリン、
こんなになってたし、
着ていた服も、切れてたよ」


「じゃあ、退院用の服も、
家から持って来て貰わないとね」と言うと、

「後でケンと、可愛い服を選んで買って来るよ」と笑った。



そして、夕食と翌日の朝食は、
ケンがスプーンで食べさせてくれて、
ケンが選んだ服と、
翔吾さんが買ってきた新しいエブリンを持って、
退院することになった。


あの人はまた、
刑事裁判を受けることになるが、
心の病気と言う点から、寛大な裁きと手厚い看護を求めるよう、
弁護士から伝えて貰った。
ケンへの愛情が歪んだカタチで出てしまったことを、哀れに思えたからだった。
ただ、接見禁止は継続することは強く希望した。
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