この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
フレックスタイム
第3章 秘書室の女
「そういえばさ、
ランチミーティングの時、あのアメリカ人に何かしたの?」と言うので、

「いらした時にピーナツアレルギーだって聞いたので、
お料理からピーナツを抜いて貰っただけですよ?」と言った。

「佐藤さんのこと、大絶賛だったよね?
両頬にキスしてたからなー。
ずるいよ?」

「あれは、挨拶でしょう?
欧米人なら普通のことです」

「俺も欧米人になりたいよ」

「明日は私は外出無いですよね?
午後の外出、お付き合いすると、
ケンのお迎えに間に合わなくなりますから」

「そうだね」


「それと、明後日は、1日人間ドックですから、
夕食は夜9時までで、飲酒も無しですよ?」

「そうだっけ?判ったよ」

「明日の夜、念のためにもう一回言いますね?
はい。焙じ茶、どうぞ」

「ありがとう」

「帰宅してから仕事しようと思ったけど、
ケンと遊んでたら夜になっちゃって、
寝てしまいました」

「それで良いよ。
3時過ぎたら、家のことをする時間だからさ。
あと…大変だから、
俺に合わせて起きなくても良いよ?」

「あら?
家のことをする時間だから、
お迎えして、夜食出さなきゃ」

「寝不足になるよ?
無理しないで欲しいな」とそっと頬を撫でた。


「あっ!
阿部さん、喜んでたよ?
初めて会社の人に名前を呼ばれたって」

「毎日お世話になるので、当たり前ですよ」

「本当に、佐藤さんは素敵だな。
どうしたら俺と結婚してくれる?」

「結婚は致しません。
株主総会で突き上げられますよ?
自分の女を秘書にして、
高い給料渡してるって」

「だってさ、秘書して貰ったら、
たくさん一緒に居れるじゃん?」

「子供みたいですよ?
ケンの方がしっかりしてます」

「伊藤さんもさ、
初日から凄いよって言ってたな」

「凄いって?」

「深くは訊かなかったけど、
とにかく凄いんだってさ」

「食器、運んでも良いですか?
歯磨きしちゃってくださいね?」
と言って立ち上がると、

「手伝うよ?」と、お皿と湯呑みを持ってくれるので、
私は急須と湯呑みを持った。


お湯で汚れを流していると、
食洗機の中の乾いた食器を戻してくれて、
私から濡れた食器を受け取って食洗機に入れてくれる。


「私の仕事を取らないでくださいね?」と言うと、
手をタオルで拭いて私のことをふわりと抱き締めた。


/167ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ