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トパーズ
第17章 東京から札幌へ
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夜、ジャズバーに3人で行くと、
昼間、大学で聴いたという人がたくさん来てくれていた。
その夜は演奏の予定もなかったけど、
ドリンク出したりするのを手伝ったりして過ごした。
声を掛けられたりして落ち着かないので、
家に戻ってのんびりすることにした。
「はい。
1日早いけど、誕生日おめでとう!」と、
岳人さんから大きな箱をプレゼントされる。
中身はライダーブーツ。
ミラノは、
自分で焼いたというアップルパイをくれた。
相変わらず女子力が高いねと笑った。
「子供は?」とミラノに訊かれて、
「まだみたい」と答えた。
「フランスでね、絶対に出来た!って思ったけど、
なかなかコウノトリさんはやって来ないのね?」と笑った。
少しだけ、岳人さんが複雑な顔をしていた。
翌日も、コーヒー屋台しながら、
少し離れた芝生でゲリラ的なライブをして、
早めに店仕舞いをすると、
ミラノを空港まで車で送った。
「次回は正月休みに東京でな!」と言いながら帰って行くミラノは、
相変わらずマイペースで熊みたいだった。
帰宅して、いつものように一緒に入浴してからベッドに潜り込む。
「ねえ?
さっき、変な顔してたよ?」と言うと、
岳人さんは「えっ?」ていう顔をした。
「コウノトリさんの話をした時…」って言うと、
「ああ…」と言いながら、
「本当に、すぐにでも子供欲しいなって思ってるけど、
なかなか授からないんだなって…」と笑った。
「ねえ?
やっぱりニューヨーク、行ってみない?」
「えっ?」
「名乗らないで会ってみるだけでも良いし、
もしかしたらもう、引っ越して居ないかもしれないけど、
色々なこと、片付けていきましょうよ?
ほら、赤ちゃん出来たら、
それこそ飛行機に乗って気軽に行けないし。
ね?
行きましょう?」
暫く考えていたようだったけど、
「判った。
行ってみようか?」と静かに言った。
携帯を開いて、
カレンダーを確認して、
「じゃあ、次の連休に!
前後の授業はお休みしましょ。
先生には急用でお休みしますって根回しして、
ノートは頼んでおくから!」と言いながら、
航空券とホテルをその場で予約した。
「本当に、麻衣子さん、
アクティブだよね?」と笑いながらキスしてくれた。
昼間、大学で聴いたという人がたくさん来てくれていた。
その夜は演奏の予定もなかったけど、
ドリンク出したりするのを手伝ったりして過ごした。
声を掛けられたりして落ち着かないので、
家に戻ってのんびりすることにした。
「はい。
1日早いけど、誕生日おめでとう!」と、
岳人さんから大きな箱をプレゼントされる。
中身はライダーブーツ。
ミラノは、
自分で焼いたというアップルパイをくれた。
相変わらず女子力が高いねと笑った。
「子供は?」とミラノに訊かれて、
「まだみたい」と答えた。
「フランスでね、絶対に出来た!って思ったけど、
なかなかコウノトリさんはやって来ないのね?」と笑った。
少しだけ、岳人さんが複雑な顔をしていた。
翌日も、コーヒー屋台しながら、
少し離れた芝生でゲリラ的なライブをして、
早めに店仕舞いをすると、
ミラノを空港まで車で送った。
「次回は正月休みに東京でな!」と言いながら帰って行くミラノは、
相変わらずマイペースで熊みたいだった。
帰宅して、いつものように一緒に入浴してからベッドに潜り込む。
「ねえ?
さっき、変な顔してたよ?」と言うと、
岳人さんは「えっ?」ていう顔をした。
「コウノトリさんの話をした時…」って言うと、
「ああ…」と言いながら、
「本当に、すぐにでも子供欲しいなって思ってるけど、
なかなか授からないんだなって…」と笑った。
「ねえ?
やっぱりニューヨーク、行ってみない?」
「えっ?」
「名乗らないで会ってみるだけでも良いし、
もしかしたらもう、引っ越して居ないかもしれないけど、
色々なこと、片付けていきましょうよ?
ほら、赤ちゃん出来たら、
それこそ飛行機に乗って気軽に行けないし。
ね?
行きましょう?」
暫く考えていたようだったけど、
「判った。
行ってみようか?」と静かに言った。
携帯を開いて、
カレンダーを確認して、
「じゃあ、次の連休に!
前後の授業はお休みしましょ。
先生には急用でお休みしますって根回しして、
ノートは頼んでおくから!」と言いながら、
航空券とホテルをその場で予約した。
「本当に、麻衣子さん、
アクティブだよね?」と笑いながらキスしてくれた。
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