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トパーズ
第1章 出会い
受験が終わった私は、
住んでいるエリアでは一番進学率の高い高校に進学した。

春休み中に1年生は全員集められて、
抜き打ちの主要教科の試験があり、
それが反映されたのかは判らないけど、
私はB組になった。

男女混合の50音順に座席は決められて、
4人ずつの班分けもされた。

私の班は、
歯科医の次女だというクールビューティーな由貴さんと、
イタリアの日本人学校出身の通称ミラノと、
クマみたいな容貌の通称まこちゃんがメンバーだった。


どの教科も、最初の授業では、
春休み中のテストの解説をして、
採点したものを返された。


私の成績は、英語は満点だった。
他の文系科目もほぼ満点だったけど、
理系科目が絶望的だった。
中学ではどの教科もほぼトップの成績だったので、
かなりショックを受けた。


由貴さんも、ボソッと、
「これは親には見せられないわ」と言って、
ビリビリに破いて捨てていた。


ミラノとまこちゃんも、
お互いの結果を見せ合いながら、
「参ったな」と言っていた。

私は帰宅すると、母に初めてお願い事をした。

「家庭教師、つけて欲しい。
理系科目中心で。
お願いします」と頭を下げた。


「あら。
麻衣子ちゃんからお願い事なんて、珍しいわね。
判ったわ。ちょっと知り合いに訊いてみるわね」と、
母はテキパキと言った。


そして、その週末に、
知人の息子さんだという大学生が家にやって来た。


「山本です。宜しくお願いします」と挨拶して、
希望することを聞いてから、
要望に添えるかとかを確認したいと言われた。


「えっと…今まで学校でトップだったから、
高校に入っていきなり成績が悪いことを知って焦ってます。
英語だけは問題ありません。
文系科目も多分大丈夫ですが、
理系科目がほぼ、最下位でした」と現状を伝えた。


「私の希望は…出来たら推薦入学で私立の法学部で、
司法試験の合格率が高い処に行くか、
一般受験でそういう大学に行きたいので、
内申点を考えると理系科目も満遍なく成績を上げたいです」と希望を言った。


「では、週に一先ず2回ペースで、
基本的に理系科目中心に見て、
文系も英語以外はフォローして、
定期試験の時は、日にちを増やすこともあるってしますか?」


母も先生が気に入ったらしくて、
火曜と金曜に来て貰うことになった。
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