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トパーズ
第5章 文化祭は大騒ぎ
シャワーから出て、
歯磨きもしてから、リビングに行くと、

「ちゃんと説教しといたから!」と先生が言って、
ミラノが土下座してたから、
笑ってしまった。


「俺もシャワー浴びてくるよ」と先生は浴室に行ってしまった。


ミラノがゴニョゴニョと、
「平常時であれじゃん?
じゃあさ、勃起したらどうなの?」と、
しつこく山田くんに訊いているので、

「私、自分の部屋で寝るね?
男同士の話があるみたいだから。
おやすみ?」と言って、寝室に入った。

ホントにミラノったら、
デリカシーがないんだから。


先生がシャワーから出ると、
2人に、
「俺、麻衣子と寝るから。
別にセックスする訳じゃないから、
なんならドア、開けておこうか?
じゃあ、おやすみ」と言ったらしく、
私の部屋に来た。


本当にドア、開けっ放しだったから、
何事かと思って訊いてみたら、
そんなことを2人に言ったというので、
笑ってしまった。

腕枕して貰いながら、
丸まって寝るだけだけど、
幸せな気持ちだった。



翌日、ミラノがブスっとした顔で、
「麻衣子と寝るの、ズルい。
でも、何でセックスしないんです?
勃起しないとか?」ととんでもないことを先生に言った。


先生は、茶化して流そうかと思ったみたいだったけど、
山田くんがあまりにも真剣な顔をしてたから、
私にもしていなかった話を交えて、
静かに話しだした。
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