この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
トパーズ
第7章 イベントシーズンは受験シーズンの始まり!

「僕の父なんて…
僕のこと、見てもくれないよ?
話も全然してないな」
「お母様は?」
「母のことは話したくないかな?
ミラノの処は…
ご両親、仲が良くて羨ましいよ」
「でも、ミラノなりに、
辛いこともあるかもよ?
私は…そう考えると甘っちょろくて、
砂糖菓子みたいなのよね」
「砂糖菓子で良いじゃん。
いつも笑ってて欲しいって思うよ?
ほっぺも砂糖菓子みたいに甘いよ」と、
そっと頬にキスをした。
「好きってこと言いたいって言ったけどさ、
そうすると、
自分のことも好きになって欲しいって思い始めるもんなんだね。
人間って、我が儘な生き物なんだな」
「言ったでしょ?
私、岳人さんのことも、ミラノのことも、
大好きよ?
でも…」
「良いよ。
言わなくても判ってる」
そう言うと、
優しく額にキスをして、
抱き締めてくれる。
「でも…
愛しているのは純一さん…」
その言葉は、
そっと呑み込んで、
優しい温もりに包まれていた。
僕のこと、見てもくれないよ?
話も全然してないな」
「お母様は?」
「母のことは話したくないかな?
ミラノの処は…
ご両親、仲が良くて羨ましいよ」
「でも、ミラノなりに、
辛いこともあるかもよ?
私は…そう考えると甘っちょろくて、
砂糖菓子みたいなのよね」
「砂糖菓子で良いじゃん。
いつも笑ってて欲しいって思うよ?
ほっぺも砂糖菓子みたいに甘いよ」と、
そっと頬にキスをした。
「好きってこと言いたいって言ったけどさ、
そうすると、
自分のことも好きになって欲しいって思い始めるもんなんだね。
人間って、我が儘な生き物なんだな」
「言ったでしょ?
私、岳人さんのことも、ミラノのことも、
大好きよ?
でも…」
「良いよ。
言わなくても判ってる」
そう言うと、
優しく額にキスをして、
抱き締めてくれる。
「でも…
愛しているのは純一さん…」
その言葉は、
そっと呑み込んで、
優しい温もりに包まれていた。

