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そぶりをやめて
第12章 200日
2人ともまだ着たままだったパジャマの中に手が入り込み、肌の上を滑っては引き寄せる。

「汐里...」

愛おしそうに名前を何度も呼ばれ、キスが繰り返される。

汐里のパジャマは、真ん中あたりのボタンを1つ残し外れて、かなり着崩れている。
そのパジャマの中で佳佑の指が這いまわり、たどり着いた胸を揉みしだき、体をくねる汐里の首筋に舌が這う。

その間も、ベッドのスプリングを利用して体が揺れ動き続けている。

「んっ、は...ぁん」

残りの1コのボタンを外され、露になった胸を、ますます佳佑の手と舌が踊る。
肩は脱がされたものの、腕にまだパジャマが引っかかったままで。
その腕のまま、佳佑の頭を書き抱く。

舌が胸先を吸い上げては舌と指とで弄られて、より腰が揺れうごいてしまう。

「っ、は...。ほんと、気持ち、いい」

佳佑のパジャマのボタンを2人で外し、汐里がはぎとるように脱がせてベッドから遠くに放る。
佳佑の足元にもまだパジャマのズボンやパンツがあって、それも遠くへ投げ捨てる。

裸になって今一度深く抱き合い、角度を変えて何度も舌を絡ませる。
より密着して触れる肌やまさぐり会う指先が、とてつもなく気持ちがいい。

ゆるゆると動いていた汐里の腰がより前後に動いて、佳佑を今一度ベッドに沈ませる。

すっかり騎乗位に慣れたように艶めかしく腰を動かし続け、佳佑の手を取りそのまま一緒に自分の胸を揉みしだく。

「あっ、んあっ、すごっい、イイっ...」
「っ、は...。汐里っ...」

そのまま無我夢中で腰を振る。
いつの間にか佳佑の手も汐里の腰にあって、激しく揺れ動く体を2人でより作り上げる。
動く度に汐里の声が大きく響いてくる。

「っああっ、んあっ、ああっ」

飛び跳ねるように体を震わせ、前のめりに体が倒れてゆく。

その体が抱きしめられ、荒い息の中でも舌が自然と絡まる。

それを合図かのように、今まで動いていた汐里に代わって、佳佑が下から突き上げ始めた。

「っあ、けいすけぇ...」
「うん。何?...もっと?」

ゆっくり浅い動きが、ぐっと奥まで突き上げる。
それまでとは違う飛び跳ね方で汐里の体が揺れ動く。

「あんっ、...それ、イイっ。もっとシて...」

汐里の腰を掴み直して、佳佑が大きなストロークで突き上げ始める。

「あっ、あっ、ああっ!」
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