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そぶりをやめて
第12章 200日
激しく突き動かされながら、体を震わせて悶えるように喘ぐ。
上体が力を失ってしまいそうに揺れ動き、あらぬ方向へと今にも倒れそうだ。

慌ててお風呂の扉の何かしらに、手を伸ばして必死に掴む。
頼りないその扉が、揺れて不安定な音を立てている。

「...あんっ、っすご...いっ、ああっ...イ...っく!!」
「っう、...っあ!」

飛び跳ねるかのように二人ともが伸びあがって果てる。

力を失った汐里の体が風呂の扉に、痙攣が残る上体を押しつけている。
ひんやりとした扉の質感を胸に感じる。
と、その事にだいぶ経って気づく。

手で扉の枠をなんとか押しやって体を離したと同時に、佳佑が抱きしめてきた。

「...っ、汐里。大丈夫?」
「っはぁ...、んっ、気持ちよかった...」

繋がったまま、体を捻って唇を重ねる。
呼吸が乱れたまま、その吐息が交わされる。

「朝からエロ過ぎ...。マジでヤバかった」

汐里の腰から胸にかけてを、佳佑の指がするすると移動する。

「っあ...、も、んあっ...だめ」

まだ全身が敏感で、少し撫でられただけで気持ちいいのが走る。
ナカに、佳佑がまだ居るからかもしれない。

「もう、抜いて、よぉ...」
「ん...」

名残惜しそうに、佳佑がゆっくりその場所から離れてゆく。

「っ...」

喪失感で倒れそうになって、また扉に体を寄せる。

佳佑はシャワーをフックから外して自分の体や顔を流し、汐里に手を伸ばす。

引き寄せられて、抱き合うようにして、一緒にシャワーを浴びる。

「ほら、ちゃんと立って?」

何も、好きで佳佑の肩に手を乗せてるんじゃない。
足腰に力が入らな過ぎて、寄りかかってないと立ってられない。

その事は佳佑も分かっているのに、わざとそんな風に。
楽しそうな顔がムカつく。

シャワーを浴び終えて、支えられながら洗面所へ移動した。

「...誰のせいよ」
「んー?汐里でしょ」

洗面台を掴むようにして、やっと立ってられる。
足がぷるぷるしてる気がする。

「俺は優しくシてたのに、汐里が激しくシてって」

自分の体を拭き終えた佳佑が、汐里の体を後ろからタオルでざっと拭いてくれている。

それでも、ヤり出したのは佳佑だし。
一緒にシャワー浴びようと連れてきたのも佳佑だし。

振り返って反論しようとして、唇が塞がれた。
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