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そぶりをやめて
第17章 190日
結構な出費だったけど、仕方ない。
焦ってあまり値札を見てなかったのも悪いけど、ベーグルひとつひとつがあんな値段すると思ってなかった。

「そうそう。コーヒー入れといたけど。飲む?」

普段、家でコーヒー飲むことってあまりない。
別に嫌いって訳では無いが、朝は和食だし。
夜飲むと眠れなくなりそうだし。

汐里は夜遅くまで起きてるから、よく飲んでるのか。
それでも、俺のためにも入れてくれたのが嬉しい。

「おー。飲む飲む」

マグカップに注いで、渡してくれる。

「ありがと」
「別に。ついでだし」

ツンデレきた〜!!
照れてちょっとツンケンしてんの、めちゃ可愛いんだけども!

「さ、食べよ」

色とりどりのベーグルを、あーだこーだと言いながら、いつものように奪い合って食べた。

それでも、買ってきた半分ぐらい残った。
冷蔵庫に入れとく。

「うー。おなかいっぱい」
「最後のクリームチーズのやつ、あれめちゃ美味しかったね」

マグカップや皿を一緒に洗って片付ける。
洗ってる間に、洗濯機が終了の音がして。
そういえば、風呂掃除なんかもしてないし。
2人で、バタバタと家事をこなす。

いつものルーティンと違うから、バタバタとなってしまった。
やっぱり、あの流れは大事なんだと痛感する。

「買い物、行かないと何もナイよねー」
「あー、風呂の洗剤も少ないよ」

食べ終わったらいちゃいちゃ出来ると思っていたのに。
生活、って大変だ。

車で大型スーパーまで買い物に出ることに。
コロナも若干落ち着いてきて人が増えた街と大型スーパーは、どこも激混みで。
食料品や日用品を買い込んだだけなのに、夕方までかかってしまった。
そうなると今日はもう面倒だからと、帰りがけにラーメン食べてマンションに帰ってきた。

「あー、疲れたー」
「はい。そこ、休憩は後。先、仕舞ってよ」
「えー。休憩したい〜」
「片付けたら、アイス食べよう。ほら、頑張れ」

椅子に座りかけた汐里を叱咤激励して、2人で買ってきたものをそれぞれの場所へ仕舞ってゆく。

「はい。アイス」
「やった!新作のやつ!」

2人で某高級アイスの期間限定の新作を分け合って食べる。

「ん!美味しいこれ。はい」「うまっ!ちょ、汐里食べ過ぎ」

この時間がすげぇ幸せ。
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