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そぶりをやめて
第21章 288日
Zoom同窓会との関連性がさっぱり分からない。

「っ、だから...。あれから、1年なんだよな、とか...。その...」

確かに、2人が結婚しようと言い出したあのZoom同窓会から、ほぼ1年だ。

あの時は、遠く離れた場所で、画面越しにいた同級生の中の2人が。
今年は、すぐ隣にいて。

今日までの1年で、ヤりまくって。

汐里のお腹の中には、2人の間に新しい命を宿して。

目まぐるしい変化ではある。

「色々考えてたら、その...ね。いつもより...」

しどろもどろ、とは、こういう事を言うのだろう。

そういえば、いつもより風呂が長かった気がする。
寒いから珍しく湯船に浸かってるのかな、ぐらいにしか思ってなかったけど。

「...ああ。出し切ったってこと?」

「っと?言い方!!ベビちゃん聞いてるからね!?」

何でこんな奥歯にものが挟まった言い方を。
と思ってたら、お腹の子に聞こえるからと思ってたの?

そんな直接的な言葉は言ってないと思うけど。

「はぁ。マジでヤり過ぎた。いや、頑張れば...。うーん。無理っぽ...。汐里がOKしてくれると分かってたらさぁ...」

それまで以上に、ぶちぶちと言い出した。

浮気の心配をちょっぴりしたけど、そんな気はなさそうかも。

気にしすぎだったわ。

「え?OKなんて出してないけど?」

「はっ?え、...いや、え?だって、さっき」

ふふふ。こちらを見上げて、慌ててる。

「おやすみの、キスでしょ?」

髪をくしゃくしゃっとして、おでこにキスをする。

ちょっと可愛いかも。

「はい。もう布団戻ってー」

「え、ちょ。マジで?」

思ってた以上にしゅんとなって、すごすごと布団に戻ってゆく。
いつも通り布団にくるまって、向こうを向いてる。

ちょっと可哀想かも。

「だって。くっついてたら、私もシたくなっちゃうから」

「!」

驚いて振り返ってる。
目が光って見えるのは気のせい?

「だから...」「だから?」

「無事産まれたら、いっぱいシようね」

「お、...おお。...産まれたら」

上げては落として、佳佑の反応が楽しい。

「で、またあのキャンプ場行こうよ」

恐らくあのキャンプ場で繰り返された熱い交わりの中で、この子がデキたと思われるのだ。

「いいね!」

「ね!」
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