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そぶりをやめて
第6章 100日後
「今日が、何の日か、知ってる?」

少し息が上がった佳佑が、“どうせ分からないだろう”ってのを前提に質問してくる。

ドヤ顔が悔しいけれど、さっぱり分からない。

「...っ、わから、...ないっ」

そんな事、今はどうでもいい。

っていうか、こんな時に喋るのはやめて欲し...。

「...っあ!...やっ、んっ」

佳佑が深く奥を狙って動き出し、ビクッと体が跳ねて、声が零れてしまう。

「答えが分かるまで、やめない」

ゆっくり回すように腰を動かして、汐里の反応をうかがっている。

「...んっ、ほんと、...んあぁ、もう、...っあ、やだぁ」

早く終わって欲しい。
感じまくっているかのような自分の声が気持ち悪い。

「汐里、答えて?」

耳元で、佳佑が楽しそうに囁いている。

最近、セックスしてる時だけ、「汐里」って呼ぶ。

ムカつく。

ムカつくから、「佳佑」とは呼ばない。

「...ね、早く答えて。俺、...もうイキたい」

首の辺りで、湿気を帯びた声が響く。

さっきまで力強かった動きが明らかに弱まって、だけどそれが逆にナカで蠢く存在を汐里に知らしめる。

「だ...から...。...かんな...いんぅ...」

ワザとじゃなくて、本当に分からない。

何かの日だった?

でも、平日だし。

給料日でもないし。

って、その質問、今じゃないとダメなの??


額の汗をぬぐうようにしてから、つながったまま佳佑がゆっくり体を起こす。

「...ヒャクニチ」

「っ...え...、んっ?」

つられて引っ張られるようにして、上下がゆっくり逆さになった。

「入籍して、今日で100日...」

「んあっ!」

体勢が変わって少し楽になったと思ったのに、下から深く突き上げられた。

佳佑の体に手をついて、体を思いっきり反らす。

両方のお尻を広げるように掴まれていて、そこへ佳佑が深く入ってくる。

「ああっ、...すご...いっ」

声を出すつもりなんてないのに、最近は抑えられない。

ベッドが大きく揺れ、その度にじゅぼじゅぼといやらしい音がする。

散々突き上げられて、ぐったり佳佑の上に倒れていると、耳元でまたなにか聞こえた。

「汐里、動いて?」
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