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そぶりをやめて
第6章 100日後
息を整えるのもやっとなのに、そんな自分からなんて動けそうにない。

佳佑に体を預けたまま、動く範囲で首を横に振る。

「んはぁ...、は...、むり...」

頭に血がいってないカンジで、くらくらする。

今まで出来なかった深い呼吸を繰り返す。

100日とか言ってた気がするけど、マジでどうでもいい。

いちいちカウントしてるとか、女子みたい。


いくぶん、考えがまわるようになったところに、佳佑の指が至極ゆっくりと背中を這う。

「っふ...、んっ...」

敏感になったままの肌の上を、指の腹がかすめるように動いて、大袈裟なぐらい反応し体が動いてしまう。

「...ね」

腰が掴まれて、動きを促すかのように前後にゆるゆると揺すられる。

「っ...ふ...。まって...」

促されるようにしてなんとか体を起こすと、期待を込めてこちらを見ている佳佑と目が合う。

「いいよ。待ってるよ...」

仕方ない。動かないと、終わりそうにない。


この1ヶ月ほどで、一気にセックスが濃厚になった。

週1だったのが、週2に。
いつしか2日置きになり。
いまや、ほぼ1日置きになっている。

他にも、体位の数や、その熱量も。


まるで愛し合っている夫婦かのように、濃密に時間をかけて交わっている。


それは、実は汐里が望んだことなのだ。

はやく妊娠がしたい。

その為には、週1ではダメだ。


そう色気もなく提案して、自らも動くことを決意した。


...ここまでスルとは思ってなかったけど。

佳佑の体に手をついて、体を起こしながら腰を前後に振る。

見られているのが、なんとも恥ずかしい。

眼を瞑って少し顔を逸らす。

「んっ、んっ、はぁっ」

やだ、凄く感じているみたいじゃない。

違うんだけど、な。

そうよ。これは、感じてるフリ。

なにせ、セックス大好きなビッチのフリをしているのだから。


腰をつかんでいた佳佑の手が、するするっと這い上がって、両胸を揺らしている。
大きな手が下から包むように揉み、持ち上げ、寄せてを繰り返す。

「んっ、あっ、すご...、いいっ」
「俺も...」

自然と腰の動きが加速してゆく。

2人ともの上がった息が、部屋の中を充満し熱を増している。

みだらに揺れる身体が自分で制御出来ない。

「っ、はぁ、あっ...」
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