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そぶりをやめて
第6章 100日後
脱ぎかけた状態で、佳佑が入って来る。

「...っはぁ!」「...んあっ!」

2人とも服をほぼ着たまま抱き合って、深く重なり合った。

肌が触れる部分が少ないからか、余計に佳佑の熱をそこにだけ感じる。

早急に入った割には、すんなりと奥まで迎えた。

「はぁっ、ヤバい...」

耳元でそう漏らす佳佑の声に、ゾクゾクする。

昨日の今日だからかもしれない。
すっかりナカが、佳佑のカタチに仕上がっている。

昨日といっても、時間的にほんの数時間前だ。

つい数時間前まで、あんなに交わっていて。

その時間がずっと続いていたかのようだ。


ゆっくりした動きに先に焦れたのは、汐里のほうだ。

「...っ、ハヤク、して...」

聞き間違いかと思った佳佑の動きが、止まりそうだ。

「やだ...やめないで...」

「え?」

少しの動揺が佳佑に浮かぶ。

唾を飲み込む音がして、汐里の顔を覗き込んでくる。

「今なんて...」

こんな、昨日の夜みたいに時間をかけていたら、佳佑も仕事遅れるし、汐里だって危ない。

「だから、行かないと...っ」
「っいいよ、イって...」

違うと思った時には、汐里の脚が今一度拡げられ、より深く入ってきていた。

「っ!!」

奥を狙い突く動きにビリビリとした感覚が体を駆け巡り、咄嗟に佳佑のどこかのワイシャツを握りしめる。

シワになりそうだと気にしてたけど、そんなの今は気にしてられない。

「っ、すご...いっ」
「は、汐里っ...」

ゆっくりだが確実に、汐里を追い込むよう動きまわってゆく。

「っあ、...だめっ、それ...、っ...」

目の前がチカチカして、呼吸もままならない。
自分が何を口走っているのかも。

「やっ、佳佑っ...、それ、イイっ、...ああっ」
「汐里...。俺、もう、イク...」

ベッドの上を飛び跳ねるような動きに加速して、そのまま佳佑が熱を放つ。

「っあ!...っく!」

呼吸が出来ると思った次の瞬間、ワイシャツ姿の佳佑が力尽きて覆いかぶさってきた。
数秒後、堪えるように笑い出している。

「ふふふ。マジでヤバかった」
「...な」

なにが、と言いかけた唇が塞がれて、柔らかく舌が入ってくる。

仕方なく汐里も差し出して、ねっとり唾液が交わる。




「汐里、好きだよ」
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