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そぶりをやめて
第9章 160日 〜その1〜
「っちょ!!」

扉が開いた音に驚いて振り返ると、すっごく楽しそうな佳佑がそのままずかずかと風呂場に入ってきた。
泡モコモコで体を洗ってる最中なのに。

「いいじゃん。もう最後なんだし」

佳佑の夏季休暇を利用して、住んでいる県内にある、グランピング施設に宿泊に来ている。
なかなか部屋が空いていなくて、4泊5日なのだが、2泊づつで移動しないといけない。
それでも人気のこの施設。よく借りられたと思う。

今日までは、お風呂やトイレ付きのコテージ型。
今日の夜からは、また施設内の今度はテント型へ泊まる予定だ。

テント型は、もちろんお風呂やトイレが付いてなくて。
管理棟に行かないといけないらしい。
まだ行ってないが、温泉らしいけど。

コテージ型は、狭いけど海に面してジャグジー付きのお風呂がついている。

「何?シャワー浴びてるだけだけど?」

この2泊3日の間に、海辺を散歩した程度で、後はずっと部屋にいた。
某ネットテレビに加入しているお部屋だったのもあって、部屋でずっと映画やドラマを見まくった。
それ以外は、ご飯食べては、ゴロゴロして。
たまには、一緒にお風呂に入ったりー。

というか、つまりは、ずっと2人でいちゃいちゃして。
ほとんど裸で、セックスざんまいで過ごしたー。

と言っても過言じゃなくて。


だから余計に、チェックアウトの今朝はもうそういうコトにはならないと思っていた。

「背中洗ってー」

佳佑に背を向けるようにしていたのに、そう声がかかる。
仕方ないから、力入れて洗ってやれ!

「力、つよ!」

楽しそうに笑う佳佑に、次第に汐里も笑えてしまう。

2人で流しあっこして、ジャグジーに入った。

「あー、きもちー」
「ほんと。ずっとこの部屋に泊まれたらよかったなぁ」

施設内、といってもすごく広い。
コテージ型は海辺にあるが、テント型はエリアが違って、少し森っぽい。
コテージから、テント型のエリアは少し見上げるところに見える。

「あっちはあっちで楽しそうよ」
「えー。来る前は、んな事言ってなかったのに」

汐里は、今までキャンプを敬遠していた。
この旅行も、イマイチ乗り気でなかったぐらいなのだ。
来てみたら、コテージなのもあって、お風呂やトイレは完備だし。
食事は、一応ちいさなキッチンがあるものの、レストランが併設してるから、不自由ない。
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