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そぶりをやめて
第1章 0日婚 ~当日
指輪も届いてないし、
結婚式はコロナあけてかな?だし、
どこかに新婚旅行ってワケにもいかないし
全くもって実感ないけど。
そのうち、揃ったら?
実感わくのかなあ。
お湯につかりすぎて、ぼーっとしてきた。
慌てて風呂場から出る。
パジャマを着て、髪を乾かし、歯を磨き、一応、鏡でチェックして。
そうなってもいいように、軽く緊張して寝室へ向かう。
引っ越しの荷物がまだ散乱しているリビングを通り、すぐ隣が寝室。
ウォークインクローゼットがあるものの、部屋はもう他にない。
佳佑が職場の社宅扱いで貸し与えられた部屋なので、文句は言えない。
年齢や階級・家族の人数、などなどで、部屋の広さとか家賃の相場とかが細かく決められているらしいのだ。
寝てる、よね。
マサカ、待ってないよね。
あれから2時間近く経ってるもんね。
引き戸をそろそろと開けて、寝室に入る。
4帖ほどの狭い寝室の隅にぼんやり小さな丸い光がともっている。
佳佑がシングルベッドに丸まって眠っている。
軽くイビキも聞こえるし、今日はこのまま眠れそう。
ほっと息を撫でおろす。
出来れば、そういうコトは、排卵日とかに狙ってお願いしたい。
って自分の排卵日、知らないな...。
調べておいたほうがいいかも。
スマホでそんなアプリがあったような。
ベッド横の床に布団が敷いてあって、そこにスマホ片手に潜り込む。
薄暗がりの中、いくつかアプリを発見して、DLして。
布団の中で態勢がキツくなって、寝返りを打つ。
ん?そういえば、布団敷いてないような。
いつの間にか、まっけー敷いてくれたんだー。
みんなに送る写真を加工している間に、汐里の荷物から出してセットしてくれていたようだ。
明日は、ベッドを買わないと。
きっとベッドも注文して、何週間か後になるだろう。
あとやってないことは、何かあるかな。
まだまだ沢山ありそう。
「結婚って、大変...」
ベッドを検索し始めてみたものの、汐里はスマホを枕元に置いた。
ねよねよ。
一度目をつむったものの、結構近くにライトがあって眩しい。
汐里は暗闇で眠る派だ。
消そうにもスイッチが見当たらない。
もー。配線もないし、なにこれ。
足元のほうに移動させてみるけど、やっぱり気になって仕方ナイ。
リビングに置いてきた。
やっと安心して眠れそうー。
結婚式はコロナあけてかな?だし、
どこかに新婚旅行ってワケにもいかないし
全くもって実感ないけど。
そのうち、揃ったら?
実感わくのかなあ。
お湯につかりすぎて、ぼーっとしてきた。
慌てて風呂場から出る。
パジャマを着て、髪を乾かし、歯を磨き、一応、鏡でチェックして。
そうなってもいいように、軽く緊張して寝室へ向かう。
引っ越しの荷物がまだ散乱しているリビングを通り、すぐ隣が寝室。
ウォークインクローゼットがあるものの、部屋はもう他にない。
佳佑が職場の社宅扱いで貸し与えられた部屋なので、文句は言えない。
年齢や階級・家族の人数、などなどで、部屋の広さとか家賃の相場とかが細かく決められているらしいのだ。
寝てる、よね。
マサカ、待ってないよね。
あれから2時間近く経ってるもんね。
引き戸をそろそろと開けて、寝室に入る。
4帖ほどの狭い寝室の隅にぼんやり小さな丸い光がともっている。
佳佑がシングルベッドに丸まって眠っている。
軽くイビキも聞こえるし、今日はこのまま眠れそう。
ほっと息を撫でおろす。
出来れば、そういうコトは、排卵日とかに狙ってお願いしたい。
って自分の排卵日、知らないな...。
調べておいたほうがいいかも。
スマホでそんなアプリがあったような。
ベッド横の床に布団が敷いてあって、そこにスマホ片手に潜り込む。
薄暗がりの中、いくつかアプリを発見して、DLして。
布団の中で態勢がキツくなって、寝返りを打つ。
ん?そういえば、布団敷いてないような。
いつの間にか、まっけー敷いてくれたんだー。
みんなに送る写真を加工している間に、汐里の荷物から出してセットしてくれていたようだ。
明日は、ベッドを買わないと。
きっとベッドも注文して、何週間か後になるだろう。
あとやってないことは、何かあるかな。
まだまだ沢山ありそう。
「結婚って、大変...」
ベッドを検索し始めてみたものの、汐里はスマホを枕元に置いた。
ねよねよ。
一度目をつむったものの、結構近くにライトがあって眩しい。
汐里は暗闇で眠る派だ。
消そうにもスイッチが見当たらない。
もー。配線もないし、なにこれ。
足元のほうに移動させてみるけど、やっぱり気になって仕方ナイ。
リビングに置いてきた。
やっと安心して眠れそうー。