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世界で一番身近な女
第10章 禁欲
姉の紗希は目ざとく勃起している下半身に気づいた。
「熱も下がっているみたいだし、ここも元気そうだから…一発抜いてあげようか?」
何だかんだと言いながら
スケベな姉は大介の下半身に手を伸ばしてくる。
いつもならすかさず下半身を露出させて「姉ちゃん咥えてくれよ」と催促する大介だが、
この日ばかりは勝手がちがった。
「よせよ!触んな!」
そう言って邪険に姉の手を払いのけた。
「どうして?カチカチになっているんでしょ?」
「ダメなんだよ!三日間はセックスできないんだ!」
大介は思わず本音を暴露してしまった。
「セックスできない?
やだ、あんた、性病に罹患したの?」
移されてたまるものですかと
紗希は慌てて後ずさりした。
「せ、性病なわけないだろ!
それなら姉ちゃんだっておま○こが痒くなっていてもいい頃だろ」
「そっか…それもそうね…
じゃあ、何の病気よ。白状しなさい!」
白状しなきゃカチカチのコレをシコシコしちゃうわよと、再びペニスに襲いかかろうとする。
その目は獲物を見つけた野獣そのもので、
正直に答えないとめちゃくちゃにされそうだった。
「わかった!姉ちゃんにだけは白状するよ!
だから誰にも言うなよ!!」
紗希に念を押して大介は尿道炎だと白状した。
「ふ~ん…そうなんだ…
だからセックスできないのね…」
心配げに大介の顔を見つめていた紗希の表情が、
やがてイタズラを思いついたようにニヤリと微笑んだ。
「私さぁ、今、スッゴくエッチしたい気分なのよねぇ…
あ~、エッチしたくてたまんないわ…
そうだ!ここでオナニーしちゃおうっと」
下手な役者のように棒読みの台詞を吐きながら
紗希はスカートを捲って股間を大介に見せつけた。
「そ、そんなこと自分の部屋ですればいいじゃん!」
紗希の股間を見せつけられて
禁欲しなければいけないのにムラムラしてきて
ペニスは臨戦態勢を整えた。