パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第10章 禁欲

『はっ、あぁっ…あんっ！』

頭の中で再生される紗希が艶かしい声をあげた。
同時に目の前の生身の姉が「はっ、あぁっ…あんっ！」とまるで追いかけ再生しているかのように生の声を大介の耳に届けてくれた。

オナニーという一人遊びのくせに、まるで実際に男に胸を揉まれているように気持ちよさそうに大袈裟にあえぐ。
キスをして欲しそうに器用に唇を舐め回す真っ赤な舌先が卑猥に見えて、見てはいけない物を見ている気分にさせてくれた。

「私のオナニーを見てっ！
…私を抱いてるイメージしながら…
わ、私も大介に抱かれていると思って身体をいじるから…あうっ！」

「じ、じゃあ…パンツを脱いできれいなおま○こを指遊びしてくれよ」

直接ペニスをシコシコできないかわりに
大介はベッドの上で腰をヘコヘコと揺り動かした。

「いいわ、たっぷりと見せてあげる…
目で私を犯してぇ！」

アソコを覆い隠す小さなショーツを脱ぎ捨てると、
そこにはいやらしく濡れ光る大介が大好きなアワビが息づいていた。
紗希の人差し指と中指がVの字に開かれると
しっかりと閉じていた陰唇がクパァっと開かれた。

「ひっ、あっ…あぁっ！」

まだ指でクリトリスを弄った訳でもなく、ましてや指を必穴に沈め込ませた訳でもないのに、おま○こが外気に触れただけで気持ちいいのか、紗希は手足を硬直させ、体を魚のようにピチピチ跳ねさせたり時折、甘く喘いで悶絶して悦びを見せつけてくれた。

「あぁぁんっ…！あぁっ…！」

頭の中で姉とセックスしている時の声と、
目の前の生の紗希のあえぎ声が重なり、
室内になんとも言えない淫らな空気が流れ出す。

それに比例するかのように大介の局部も、より大きく、しかもとても硬くなっていてパンツやを押し上げていて、隆起を隠し切れなくなっていた。