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世界で一番身近な女
第2章 姉の葛藤
『私…弟とセックスしちゃったんだわ…』
酔いが醒めて冷静になればなるほど、
犯してしまった過ちを後悔してしまう。
可愛い弟だから
キスしたり、おっぱいを触らせることまでならいくらでも許せるけれど、やはり体を重ねる事はモラルに反することだわと自責の念に押し潰されそうになる。
「ふぅ~…一緒に寝てあげると言ったけれど
このまま知らんぷりしてあの子の部屋に行くのをやめようかしら」
そんなひとりごとを言いながらも
知らず知らずのうちに悩ましいTバックショーツを履き始めている自分に驚いた。
『やだ…私ったら…
あの子に抱かれることを期待しちゃってた?』
ダメダメ!
あれは、酔った上での過ちなんだから忘れなきゃ!
紗希は、慌ててTバックを脱ぎ捨てて
ノーマルな色気もないショーツに履き替えた。
フルバックでお尻の丸みをすっぽりと覆い隠すショーツ…
いくら本命彼氏に捨てられただからといって
弟に抱かれてよがるような落ちぶれた女に成り下がりたくはなかった。
『そうよ、何もなかったかのように今までの生活に戻すのが、あの子にとっても私にとっても一番なんだから』
パジャマをしっかりと着こんで
紗希は平常心を取り戻さなきゃと
ベッドに潜り込んだ。
その頃、俺は自分の部屋で大の字に寝転がって
筆下ろしを済ませた充実感に包まれて幸せな気分だった。
『これで俺も一人前の男だ!』
俺は、ソッと自分のペニスを握りしめた。
つい先ほどまでコイツが姉ちゃんのおま○こにハマっていたんだと思うと、この世の春が来たような満足感が押し寄せてくる。
「早く姉ちゃんが来ないかなあ…」
極度の興奮の裏返しで
その緊張感に耐えきれず、俺はいつの間にか眠りに落ちてしまっていた。