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世界で一番身近な女
第2章 姉の葛藤

家に帰りつくと、まだ姉の紗希は帰宅していなかった。

「姉ちゃんが帰ってきたら夕飯前に一緒に風呂に入ってくれるかな?」

わくわくしながら大介は姉の紗希にメールを送信した。

『姉ちゃん、帰ってきたら、また混浴してくれるんだろ?
晩めし前に風呂に入ろうね、ちゃんとお風呂にお湯を張っておくからさ
あ、そうだ…姉ちゃん、例のアレを買っておいてくれない?ドラッグストアで買おうとしたんだけど、恥ずかしくて買えなかったよ』

コンドームとはっきり書かなかったけれど、
「例のアレ」で紗希には伝わるだろうなと思った。
何度も姉とはメールのやり取りをしているけれど、
なんだか恋人にメールを送信するようで、今回はやけにドキドキしてしまった。

数分後、早速にも姉の紗希から返信があった。

- ごめ~んm(_ _)m
今夜はさあ、どうしても抜けれないゼミのメンバーとの飲み会があってね…
で、悪いんだけど、コンビニでお弁当でも買って食べておいてくれない?
たぶん、帰りも遅くなるから先に寝ていていいわよ。
ホントにごめんね~
この借りはちゃんとするからさあ… -

メールを読み終えて、大介は憤慨した。

ちぇっ!なんだよ!!
今夜しかエッチできるタイミングがないのわかってるくせにさ!!
明日には父ちゃんと母ちゃんが帰って来るっていうのにさ!!!

むしゃくしゃするのと同時に
この股間の勃起をどうしてくれるんだと
やり場のない怒りに体が震えた。

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