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世界で一番身近な女
第5章 両親の帰宅
「ねえ、あなたぁ~!
してよ!欲しいの、あなたが欲しいのよぉ!!」
ボディ洗いにしても、マッサージにしても
もっと体を弄って欲しい。
潤みまくっている女の花園に指を入れてかき混ぜて欲しい。
希美枝の体のムラムラは限界だった。
夫の手をとり、指をペニスに見立ててチュバチュバと舐めまくった。
まさにこれこそが洋介の狙いどおりだった。
同じセックスをするにしても
妻の希美枝を淫乱な女にして久々のセックスは濃厚なものにしたかった。
「よし、抱いてやろう!
来い!ベッドへ行こうか」
洋介はしゃぶられている指を希美枝の口から引き抜き、唾液まみれの手で彼女の手を取り立ち上がらせた。
寝室に戻ると、二人は野獣のように体を絡ませ合った。
両親が、そんなエッチモードに突入したとも知らず、大介はこっそりと勝手口から自宅に戻ってきた。
見つからないように、足音も立てずに二階の自室を目指して階段を昇ろうとしたその時、
奥にある両親の部屋の扉が微かに開いていて、その寝室から女のむせび泣くような微かな声に気づいた。
『ん?…何だぁ?…母ちゃんの声か?…』
大介は、その声に導かれるように足音を忍ばせ、僅かに開いた両親の部屋の中を覗いた。
『うそっ!セ、セックスしてるのかよ!』
両親の部屋はカーテンを閉めてはいるものの、
わずかな隙間から陽光が射し込み、
ドアの隙間からは部屋の片すみの様子は伺えたが、両親のベッドが置かれている方は死角になって見えなかった。
大介は、部屋の様子を伺いながら、
微かに響く部屋の母の艶かしい声に耳を澄ませた。
「ん…んっ…はぁぅっんっ…」
いつもの母の声とは違う女として色気全開の男を魅了する声。
『か、母ちゃん…』
大介の耳に、母の嗚咽に混じり、
時折何かを啜るような淫猥な音が混じり、
その啜る音が混じる度に母の嗚咽が切羽詰まったように高くなるのが解った。