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世界で一番身近な女
第1章 世界で一番身近な女
「い、いいことって…なんだよ」
大介の妄想が加速しはじめる。
酔っている今なら、こちらの期待に応えてくれるかもしれない。
「うふふ…いいことっていうのはねえ…
こ・れ・よ」
そういって紗希は、弄っていた大介の乳首を力任せに捩じった。
「痛てえ~~!!!!」
勃起していた乳首に激痛が走った。
「キャハハハ~」
紗希は、そんな大介を見て無邪気に笑った。
「ほんとにもう出てけよ!」
甘い期待が消えるとともに、勃起していたペニスも萎んでしまった。
「ごめんねえ…私がいけなかったのね…」
紗希の声が急にしおらしくなった。
そして、クスンと鼻をすする音がした。
「姉ちゃん、なにかあったのか?」
ただ酔っぱらっているのではないと大介は察知した。今までにも泥酔した姉の姿を何度も目撃してきたが、泣き上戸だったとは記憶にない。
「わたしね、ふられちゃった… 男をふったことはあるけど、ふられるって…キツイね…」
そっか…それでこんなに酔っぱらうまで飲んできたのか…
たちまち大介は姉が可愛い女に思えてきた。
「じゃあ、今夜は姉ちゃんがスッキリするまで俺が愚痴を聞いてやるよ」
「大ちゃん、やさしいのね…」
紗希が甘えた声を出しながら、大介の背中に寄りかかってきた。
「大ちゃん…」
「なんだい?姉ちゃん」
「お湯…ちょっと熱くない?」
その一言を残し、姉の体が大介の背中を滑り湯の中に落ちてゆく気配がした。
「お、おい!姉ちゃん!!」
酔って入浴してしまったので、紗希はすっかりのぼせてしまったのだった。
あわてて紗希の体を抱きかかえバスタブから引きずり出して洗い場に寝かせてやった。
そしてバスルームのドアを開けて涼しい風を送り込みながら火照った体を水で濡らしたタオルで拭ってクールダウンさせた。
「うふ…冷たくて気持ちいい…
ちょっとこのまま休憩させてね…」
そういって紗希が微笑を浮かべた。
ほっとした。どうやらちょっぴりのぼせただけのようだった。
「だから言っただろう、酔って入浴しちゃいけないって」
そういいながら姉の全身を冷えたタオルでせっせと拭った。
胸を拭うと、タオル越しにその豊満な乳房の柔らかさが手に伝わってくる。
安心するとともに、洗い場に寝かせた見事なプロポーションの姉の裸体にムラムラしはじめた。