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世界で一番身近な女
第8章 夜の学校

さあ、このムラムラを貴方に静めてもらいたいのよとばかりにスカートが捲れるほどの大股開きで大介を待ち構える。

『これはこれで、色気もなくてヤリまん女の本性がバレバレで男としてはゲンナリするんだけどな…』

早くシテよ!
月明かりだけの美術室のソファに浮かぶ乃梨子の表情からはそんな雰囲気が醸し出されていた。

やれやれ…

セックスに淡白な女もどうかなとは思うけれど、
こうして露骨に男を誘う女もどうかなと大介は気乗りしないまま乃梨子の股の間にひざまずいた。

「うわっ!すげえな!」

月に掛かっている薄雲が風で流れて、
くっきりと姿を表した満月は思いのほか月光が明るくて、それまでハッキリと見えなかった乃梨子の股間を照らし出した。
その中心部は濡れそぼり、おま○この形状を浮かび上がらせている。

『ふん、なんだかんだ言いながらも
他人のセックスを覗き見して感じてたんじゃねえか』

大介は唐突に股間の中心部を撫で上げた。

そこは湿っているという生半可なものではなく、
まるでおもらしをしたかのようにぐっしょりだった。

グショグショの股間を撫でながら
大介は乃梨子に添い寝するように体を密着させた。

悩ましげな表情の乃梨子は、
じっと大介を見つめを見つめている。
その顔を見ていると大介も『色気もない女だな』と思った前言を撤回して引かれるように顔を近づけてゆきキスをした。

唇に伝わる熱気が、どれほど乃梨子が興奮しているのかを教えてくれる。瞳を閉じ、じっと唇も閉じて次の愛撫の動作にワクワクしているのだなと感じた。
軽いフレンチ・キスで我慢できるはずもなく、乃梨子は大介により強く唇に吸い付いてきて、荒い吐息を吐いてきた。

「んふぅ…はぁん…」

「乃梨子、俺…お前のおっぱいを弄りたい…」

遠慮することなく強く揉むその手つきに感じて、乃梨子は、より息を荒げながらディープキスの舌を動かしてくる。

「はあん…もっとしてぇ…」

大介はキスをしたままブラウスのボタンを外していき、インナーシャツにも手をかける。
シャツが捲りあげられ素肌を露出させると冷えてきた空気が肌に直に当たるが、熱を帯びた大介の手のひらが外気を遮るように乃梨子の肌を覆っていく。

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