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世界で一番身近な女
第9章 泌尿器科受診

採血の次は採尿なんだが、
ナースのおっぱいの柔らかさを拳に感じて勃起してしまって、再びアソコからは変な鈍痛がぶり返してきた。

かと言って、採尿をパスするわけにも行かず
トイレに案内された大介は頑張って検尿コップにオシッコを絞り出した。
やはり、朝と同じように不快な鈍痛が尿道を襲い、この痛みを早く何とかしてくれよと願った。

朝一番に来院したにも関わらず、
大介の名前が診察室から呼ばれたのはお昼前となってしまった。

診察室に入ると、そこには美しい女医さんが待ち構えていた。

「えっ?あ、あの…この医院って女性のお医者さんだったんですか?」

たちまち恥ずかしくなって大介は茹でダコのように赤面した。

「あら?男の医師だと思ってらしたの?
安心して、女ですけど、この道35年のベテランだから」

気を悪くすることもなく、
女医だと驚かれる事に慣れているのか
彼女は笑顔を見せて「医師の佐々木響子です。よろしくね」と挨拶してくれた。

「え~と…それで君の症状なんだけど…」

響子は、パソコンを操作して検査結果のデーターを眺めながら「多分、尿道炎かな」と結論づけた。

「尿道炎?」

「あなた、若いからだと思うんだけど…
オナニーしすぎちゃった?」

「えっ?いや…普通かなとは思いますけど…」

還暦近い超熟女とはいえ、
ハキハキと答える事が出来ずに蚊の鳴くような小さな声しか出せなかった。

「お付き合いをしている彼女とかいるの?」

「えっ?…まあ、それなりに…」

「そっかぁ…じゃあ、性交渉は経験済みなのね?
性病の疑いはないけれど、一応触診しておきましょうか」

そうして大介は有無を言わさず診察ベッドに寝かされた。
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