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禁断の自由形
第1章 水泳部の夏合宿
そんな憧れの彼女が秘密事の相談?
駅前の喫茶店で向かい合わせに座ると、いやがうえにも、彼女を女として意識せざるを得なかった。

「えっと、ご相談ってのは」
話しかけた吉本を桜川はコホンと咳払いして ちょっと待ってとばかりに顔をしかめた。
その直後「ご注文は?」とウエイトレスが二人の席に近づいてきた。

そっか、そっか…あまり聞かれたくない話なのだなと吉本は理解した。
いやがうえにも男と女の話ではないかという気持ちを高らかせた。
「コーヒーを二つ…」
それでいいですよね?という視線を桜川に送ると ええ、それでいいわとコクリとうなづいた。

コーヒーが運ばれてきて落ち着くと桜川がその口を開いた。
「君さあ」
き、君?!完全に後輩と見下した口調に吉本は驚いた。
「君、学生時代に水泳をしてたよね」
桜川のように名の通った選手ではなかったが、それでもそこそこの成績を残していた。
「ええ、まあ、」
そういえば桜川は勤務している我が校の水泳部の顧問をしていたことを 吉本は思い出した。

「今度の水泳部の夏合宿なんだけどね…君、夏休みは暇かしら?」
これは夏合宿に一緒に行ってくれないかという誘いなのではないか?
「は、はい!暇です!」
その言葉に桜川はニッコリと微笑んだ。
「良かったわ~、じゃあ、夏合宿お願いしていいかしら」
「はい!一緒に行かせていただきます!」
桜川は既婚者だが、このような美人と学校以外で過ごせるというのは 喜ばしいことだと吉本は喜んだ。
「助かるわあ~、私さあ、妊娠しちゃったのよ 今、3ヶ月なんだけどね、マイクロバスで山道に揺られるってのは どうもまずいのよねえ~」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ…夏合宿、顧問代理として俺一人で行けと言うんですか?」
「そうよ、だって我が校で水泳の経験者といったら 君しかいないんですもの 大丈夫よ、みんな言うことを聞くいい子たちばかりだから 半年前に、青少年センターに頼み込んで日程を組んでもらっただけに 今更中止にしますって言えなくてさあ~」
顧問代理が決まったとなって安心したのか
桜川はおいしそうにコーヒーを飲んだ。
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