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禁断の自由形
第1章 水泳部の夏合宿
約束の日が来てしまった。
吉本は5日分の下着と競泳用の水着を2枚、それとタオルを何枚もスポーツバッグに詰め込んで学校へ向かった。

校門に着くと、9名の女子生徒と桜川教諭がすでに待機していた。
桜川の姿を確認すると吉本の心は踊った。
合宿を吉本ひとりに任せるというのは悪い冗談で ほんとは二人で行くのではないかと思ったからだ。 だが、そんな淡い期待はすぐに砕かれた。
「はーい!みんな集合! 前から言っていたように、夏合宿は吉本先生に指導してもらいますから、 みんなはしっかりと指導を受けるのよ!わかった?」

キンとよく通る澄んだ声に生徒たちは「はい!!」と元気よく応えた。
よく統率がとれているものだと感心した。
我が校の水泳部はさほど強くはない。
部員も10名たらずだ。
だが、みんなおとなしそうで指示をしっかり守りそうだ。
これならトレーニングメニューさえ渡しておけば、 あとはゆっくりと日陰で若いピチピチの水着姿を堪能してればいいかもしれない。
吉本は今朝までの憂鬱な気分が晴れていくのを感じていた。

だが、マイクロバスに乗り込み、桜川の姿が遠く消え去ると女子生徒の態度は一変した。
バッグからポーチを取り出すと、ピアスを付け、化粧を始めた。
バスの車内に甘い香りが充満した。
「こら!お前たち、遊びに行くんじゃないんだぞ!」
うるせえんだよ! バスの後方の座席から汚い言葉が飛び出した。
「こら!いま、なんて言った!!」
叱りつけようと立ち上がった瞬間、
バスが大きくカーブして 吉本はバランスを崩して近くの女子生徒に覆いかぶさるように前につんのめった。
「きゃあ~、先生が抱きついてきたぁ~」
「わあ~、先生いやらしい~」
「変態だ、変態教師だ~」
バスの車内は蜂の巣をつついたような大騒ぎになった。
「わかった!ごめん!謝るよ、だからお前たちちょっと静かにしてくれ!!」
吉本は胃がキリキリと痛むのを感じずにはおられなかった。
数時間後、一行は目的地の青少年センターに辿り着いた。
山間の静かなトレーニングセンターだった。
通常、こういったトレーニングセンターは 他校のクラブと同宿するものだが、なぜだか今回利用するのは 我が校だけのようだった。
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