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夫人は貢ぎもの
第1章 予期せぬ訪問者

「さあ、ティアラちゃん、お家に帰ってきましたよ~」
小崎里子は愛車のBMWをガレージに入庫させると愛犬のポメラニアンを抱いて車を降りた。
ふと気づけば庭の来客用の駐車スペースに
ベンツが1台駐まっていた。
「?」来客なのだろうか…
夫の誠一は来客があるからと一言も言っていなかったと思うが…
玄関のドアを開けようとした瞬間、
内側からドアが開かれた。
「きゃっ!」
不意にドアが開かれたものだから里子は声を上げてしまった。
「驚かせてしまったようですね。奥さまでいらっしゃいますか?」
「ええ…」
「大変失礼いたしました。社長さんが在宅のようでしたのでアポイント無しにお邪魔させていただきました」
上品そうな身なりや話し方からしておそらく仕事関係の来客なのだろう。
それにしても来客に出迎えさせるなんて夫は何をしてるのかしら…
「社長さんは只今うちの会長と会談中なので私が奥さまをお迎えさせていただきました」
「まあ、そうでしたの…
お茶も出さないで申し訳ございません」
玄関の靴から4人の来客だと読み取り、
慌ててキッチンに飛び込み人数分のダージリンとスコーンのティーセットをトレイに乗せて応接室のドアを開けた。
「!!…」
里子の目に飛び込んできたのは素っ裸にされ
後ろ手に縛り上げられ床に寝転がされている夫の誠一の姿だった。
小崎里子は愛車のBMWをガレージに入庫させると愛犬のポメラニアンを抱いて車を降りた。
ふと気づけば庭の来客用の駐車スペースに
ベンツが1台駐まっていた。
「?」来客なのだろうか…
夫の誠一は来客があるからと一言も言っていなかったと思うが…
玄関のドアを開けようとした瞬間、
内側からドアが開かれた。
「きゃっ!」
不意にドアが開かれたものだから里子は声を上げてしまった。
「驚かせてしまったようですね。奥さまでいらっしゃいますか?」
「ええ…」
「大変失礼いたしました。社長さんが在宅のようでしたのでアポイント無しにお邪魔させていただきました」
上品そうな身なりや話し方からしておそらく仕事関係の来客なのだろう。
それにしても来客に出迎えさせるなんて夫は何をしてるのかしら…
「社長さんは只今うちの会長と会談中なので私が奥さまをお迎えさせていただきました」
「まあ、そうでしたの…
お茶も出さないで申し訳ございません」
玄関の靴から4人の来客だと読み取り、
慌ててキッチンに飛び込み人数分のダージリンとスコーンのティーセットをトレイに乗せて応接室のドアを開けた。
「!!…」
里子の目に飛び込んできたのは素っ裸にされ
後ろ手に縛り上げられ床に寝転がされている夫の誠一の姿だった。

