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夫人は貢ぎもの
第3章 凌辱
「またそれをやっちまったのかい」
紫色に変色していくペニスを撮りながら黒木が呟いた。
「適当に解いてやれよ。
縛られたまま射精すると逆流してすっごく気分が悪くなるからな」

「だってさあコンドームがないんだもの。
このリボンがコンドーム代わりよ」
射精感を与えても精液は出させないつもりなのだ。

「生臭い鮑(アワビ)を舐めさせられたからね。
お口直しさせてもらうよ」
香奈惠は一気にペニスを喉奥まで咥えこんだ。
血流を止められていても神経はちゃんと機能しているので、官能の波に飲まれまいと抗っても妻の痴態を見せつけられて興奮状態だったの誠一は早く香奈惠とSEXしたいと思うようになっていた。

「血管の浮き出たおちんちんは大好物だよ」
男の扱いに慣れている女なのだろう。
香奈惠のフェラチオは巧みだった。
裏筋を這う舌。亀頭の先へのバキュームキス…

このままだと挿入する前に射精しそうだ。
追い打ちをかけるように白魚のような指で扱くものだから誠一は堪らずに射精した。

いや、正確には射精感だけを与えられただけだ。
亀頭の先からは白い雫はこぼれず、
陰嚢の金玉に重い鉛が投げ込まれたような感触に襲われた。

不快だ…
「どうだい?気持ち悪いだろ?」
腰をピクピクさせたので黒木には誠一が逝ったのだと気づき吐精しない射精の不快感を哀れみの言葉で慰めた。
「最後の最後にリボンを解いてやるよ。
驚くよ、とんでもない量のスペルマが出るからね」
その時が楽しみだわと香奈惠は誠一に跨がってきた。

血流を止められたペニスは射精感を終えた後もギンギンのままだった。
だが、そのペニスは氷のように冷たくなってゆく。
「ああ…この冷感が堪んないのよ…」
冷たいペニスにとってトロトロに蕩けたおま〇この温かさはまるでマグマのような灼熱だった。
その熱さに驚いた誠一はその熱さから逃れようと身体をエビのようにピチピチ跳ねさせた。
「あぅぅ~ッ!この動きが気持ちいいのよ…意識した腰の動きじゃないからね…無意識の動きに勝るモノはないのよ」
香奈惠は巧みに予測不能な誠一の腰の動きに合わせて浮き沈みを繰り返した。
その上手な腰使いに誠一は快楽の渦に呑み込まれてゆく。
『この手の拘束が煩わしい…』
手が自由に使えたのなら目の前でたわわに揺れる尻をひっぱたいてやりたいと思った。
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