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夫人は貢ぎもの
第4章 新たな生け贄

里子と香奈惠がバスルームで妖しい関係になりかけている頃、
邸宅に来訪者が訪れた。
社長である誠一の秘書を務める浅川真紀子だった。
チャイムを鳴らしても応答がない。
「おかしいわ…
お車があるから在宅のはずなのに…」
社用のため社長に連絡したのだが、
携帯が繋がらず、
固定電話に電話をかけても繋がらなかったのでこうやって自宅に確認しに来たのだった。
誠一の携帯は電源が切られ、
固定電話はコードが引き抜かれている。
前もって外部との連絡を絶つようにと大岩の手によるものだった。
リビングに来訪者のチャイムが鳴り響く…
インターホンカメラの画像を見て黒木が
「この女は誰だ?」と誠一に問い詰めるべく猿ぐつわを緩めた。
「秘書の浅川です…」
確認させられた後、
再び猿ぐつわをキツく絞められた。
「会長、如何いたしましょう…」
彼らにとっても予期せぬ来訪者だったので
黒木は会長にお伺いを立てた。
「女なら多い方がよい…連れてこいや」
わかりましたと黒木が玄関へ向かった。
『逃げろ!浅川!逃げるんだ!』
声を大に叫んだ誠一だったが
猿ぐつわに拒まれ、
その叫びは音声ではなく、
くぐもった耳障りな音と化した。
「社長!浅川です!」
インターホンに反応がないので浅川真紀子はドアをノックしようとした。
その刹那、ドアが開かれて見知らぬ男が顔を覗かせた。
「あ…」
戸惑う真紀子に男が
「秘書の浅川さんですね?」と問いかける。
「ええ、そうですけど…」
思わず真紀子は訝しげに黒木を見つめた。
「あ、申し遅れました。
わたし、〇〇物産の黒木と申します。
緊急の商談で社長さんの自宅を訪問させていただきました」
丁寧な挨拶に思わず「まあ、そうでしたか…私、社長秘書の浅川真紀子と申します」と名乗り、深々とお辞儀した。
「丁度よかった…
社長さんとも話をしていて
浅川さんに来ていただこうかと言っていたところなのですよ」
そう言いながら真紀子をリビングに来て欲しいと促した。
邸宅に来訪者が訪れた。
社長である誠一の秘書を務める浅川真紀子だった。
チャイムを鳴らしても応答がない。
「おかしいわ…
お車があるから在宅のはずなのに…」
社用のため社長に連絡したのだが、
携帯が繋がらず、
固定電話に電話をかけても繋がらなかったのでこうやって自宅に確認しに来たのだった。
誠一の携帯は電源が切られ、
固定電話はコードが引き抜かれている。
前もって外部との連絡を絶つようにと大岩の手によるものだった。
リビングに来訪者のチャイムが鳴り響く…
インターホンカメラの画像を見て黒木が
「この女は誰だ?」と誠一に問い詰めるべく猿ぐつわを緩めた。
「秘書の浅川です…」
確認させられた後、
再び猿ぐつわをキツく絞められた。
「会長、如何いたしましょう…」
彼らにとっても予期せぬ来訪者だったので
黒木は会長にお伺いを立てた。
「女なら多い方がよい…連れてこいや」
わかりましたと黒木が玄関へ向かった。
『逃げろ!浅川!逃げるんだ!』
声を大に叫んだ誠一だったが
猿ぐつわに拒まれ、
その叫びは音声ではなく、
くぐもった耳障りな音と化した。
「社長!浅川です!」
インターホンに反応がないので浅川真紀子はドアをノックしようとした。
その刹那、ドアが開かれて見知らぬ男が顔を覗かせた。
「あ…」
戸惑う真紀子に男が
「秘書の浅川さんですね?」と問いかける。
「ええ、そうですけど…」
思わず真紀子は訝しげに黒木を見つめた。
「あ、申し遅れました。
わたし、〇〇物産の黒木と申します。
緊急の商談で社長さんの自宅を訪問させていただきました」
丁寧な挨拶に思わず「まあ、そうでしたか…私、社長秘書の浅川真紀子と申します」と名乗り、深々とお辞儀した。
「丁度よかった…
社長さんとも話をしていて
浅川さんに来ていただこうかと言っていたところなのですよ」
そう言いながら真紀子をリビングに来て欲しいと促した。

