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夫人は貢ぎもの
第1章 予期せぬ訪問者
「よし、では損失補填を始めようではないか」
会長と呼ばれている男がそう宣言すると
会長の脇に立っていた男女二人が肯き
男の方が足元の大きなバッグから麻縄を取り出した。
「な、何を…!!」
「決まってんだろ、あんたを縛らせてもらうのさ」
そう言いながらブラウスの前を掴んで左右に思いっきり開いた。

ブチブチっと鈍い音と共にボタンがはじけ飛びブラに包まれた豊満な胸が露わになった。
「どうせなら綺麗に縛りましょうや」
麻縄を手にした男が舌なめずりをした。
「やめて!!やめて下さい!」
必死に抵抗を試みる里子だったが
男2人の4本の手は容易く里子の自由を奪い瞬く間にオールヌードにしてしまった。

「この女、なんだかんだと言いながらちょっぴり濡れてるんじゃないかい?」
床に放り投げられたショーツを拾い上げ、
その股間部分を鼻に当て匂いを嗅ぎらながら女が微笑んだ。
「そんなことをする暇があったらサッサとカメラをセッティングしろい!」
どうやら里子を羽交い締めにしていた男が会長に次ぐナンバー2なのだろう、ショーツを嗅ぐ女を叱責した。

「さあ、あんたは綺麗に縄化粧しましょうかね」
麻縄を手にしたもう一人の男が里子に近づく…
「やめて!!お願いですから勘弁してください!」
「ギャアギャアうるさいのぉ、静かにさせてやれや」

会長の命令にわかりましたとナンバー2の男が薬品を染みこませたハンカチで里子の鼻と口を塞いだ。
抵抗しようにも自然と薬品の匂いが鼻腔内に忍び込んだ。
「な、何を…」
やがて目の前が暗くなり、里子は眠りに墜ちた。
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