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夫人は貢ぎもの
第6章 終焉
「最初に俺たちが言ったように、
全てが作品の制作なのさ」

いつしか黒木が里美の傍に近づき、
四つん這いで呆然としている里美を抱き起こしながらそう言った。

「ただし、今までの撮影シーンは
お前を除く全員が打ち合わせどおりにやったことかな」

夫の誠一は萎みはじめたペニスを
浅川真紀子にお掃除フェラさせながら補足し始めた。

「全員がウチの会社の社員なんだよ」

誠一はそう言って一人一人を紹介し始めた。

「会長役は経理部の部長さんだ」

カーテンコールばりに
紹介された経理部長が立ち上がり、

「奧さん、こんなジジイの相手をさせてすみませんでした」と頭を下げた。

「そしてお前の両脇に立っているのが
営業部の黒木君と大岩君だ」

「手荒な真似をしてすいませんでした」 

黒木が深々と一礼した。

「僕もイヤがる奧さんのお尻に挿入したりして
許して下さい」

本来、大岩は標準語で話すのだろう。
関西弁から標準語に切り替えたので
かなりの違和感があった。
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