この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
バツイチと言わせない
第1章 出会い
『康介…おまえの場合、
これ以上タイムを縮めるのは難しいんじゃないか?』

水泳部の顧問から浴びた言葉が
頭の中でグルグル渦巻いていた。

7歳から始めた水泳で
康介は12歳ごろからメキメキと頭角を現した。

ゴールドメダリストと同名ということで
マスコミにも何度か取り上げられて
いつしか五輪の晴れ舞台で
表彰台に上がるのが康介の夢だった。

だが、高校生になると
順調に伸びてきたタイムがピタリと止まった。

著名なコーチのもとに出向き
何度か指導を受けたが
思うようにタイムは伸びなかった。

五輪の夢が遙か彼方に消えかけたとき、
顧問から今日、とどめの一言を浴びせられた。


頭を垂れてとぼとぼと帰路の道すがら、
自然と己の股間に目がいった。

誰も口にして言わなかったが
タイムの伸び悩みの原因を自分で把握していた。


股間の膨らみ…
それが水の抵抗を生み、
タイムが出ないのが明白だった。

高校に進学するとアソコが異様に発達した。
日に日に成長するイチモツは
体の成長を遙かに凌駕した。
高校二年生にしては小柄な体格の康介であったが、
イチモツだけはネットで見た黒人の巨大コックのようだった。

自分の持ち物が異様にデカいと知らしめられたのは昨年の夏合宿だった。

みんなと入浴するときに仲間から
「康介のってめちゃくちゃデカいよな」とからかわれた。
いや、仲間にしてみれば
そのデカさに羨望しての一言だったのだが
自分はみんなと違うのだと知ったあの日、
康介はかなり落ち込んだ。

「俺もみんなと同じサイズがいい…」

ふと漏らした言葉に 友人からは

「何言ってんだ。
それだけデカけりゃ女が寄って集って来るぜ」と言われたが、
水泳一筋の康介にとっては
女などどうでもよかった。
/56ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ