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バツイチと言わせない
第4章 蒼太先輩
いつしか太陽は少し西に傾きはじめていた。
それに抗うように気温はその日の最高気温に達しようとしている。

希美子の家を後にした康介を
紫外線の波状攻撃が襲いかかる。

だが、康介の心はお花畑の真ん中にいるように爽やかだった。


「康介!」

不意に背後から呼び止められた。
声のする方を振り返ると水泳部OBの桑山蒼太であった。

「蒼太先輩、こんにちは」

縦社会の運動部は先輩を敬うということを徹底的に体に染みこまされる。
部活以外でもこうして街角で出会ったりしたら
90度に体を折って深々と一礼をする習わしだ。

「部活はどうした?」

康介は答えに窮して上手い言葉を見つけられずに口ごもった。

「辞めたのか?」

そういう蒼太先輩も大学に入学してすぐに水泳を辞めたと聞いていた。

「まあ、色々あるからな。
話を聞いてやるから俺の家に来い」

今は早く家に帰ってフェラチオの余韻に浸りかったのだが
先輩に来いと言われれば従うしかなかった。
「康介、麦茶でいいだろ?」

蒼太は康介が炭酸飲料が飲めないというのを知っていったので冷蔵庫の中にコーラーがあるのを見つけたが麦茶をコップに注いだ。

「で、なんで辞めるんだ?」

「タイムが伸びなくなって、もう限界かなあと…」

「勿体ない。お前、素質があるのに」

そう言ったあとに俺と違ってなと小声でボソッと言った。

「でもお前、好きな水泳を辞めるというのにさっき声をかけたら何だか顔がニヤけてたな」

「そ、そうですか?」

フェラチオをしてもらって感激のあまり心が弾むのと同時に表情に表れていたようだ。

「そりゃ嬉しいよな。あんな美熟女にあんなことをされたら」

えっ?

「俺の家は彼女の裏なんだぜ」

見てみなと窓から外を見せられた。
2階の先輩の部屋からは希美子のアトリエが丸見えだった。

「ショックだったよ…
お前があんなに嬉しそうに腰を振っていたんだから…」

ヌードモデルを頼まれたのだが
勃起してしまったのでフェラチオで抜いてもらって萎ませてもらっていたのだと弁明したが取り合ってくれなかった。

「嘘つけ!そんな美味い話があるもんか!」

どうしよう、このことを両親に告げ口されたら…

「心配すんな、チクったりしねえよ」

その言葉にホッとした。

「その代わり…」

先輩の目が豹変した。
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