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バツイチと言わせない
第5章 深まりゆく愛
「希美子ってここのお毛けがフサフサなんだね」

「そういうのきらいかしら?」

「嫌いじゃないけどさ…」

そう言ってから康介はしまったと思った。
もし剛毛が希美子にとってコンプレックスだったとしたらさっきのセリフはまずかったと思った。

「ほんとはね処理したいの…
できればない方がビキニショーツも捌けるし…」

そう言えば希美子のショーツは股深で
俗に言うババアパンツだった。

「剃っちゃえばいいのに」

希美子のプロポーションならば
マイクロビキニやTバックが似合うに決まってる。

「う~ん…剃りたいんだけどね…
ほんとのことを言うと
ソコにカミソリを沿わすのが怖いの。
間違って切っちゃったらと思うとできないのよ」

「僕が剃ってあげようか?」

水泳大会のときは
レース前にみんなで剃毛しまくる。

もちろん少しでも水の抵抗を減らすためだ。
背中など自分で剃れない箇所は
仲間同士お互いに剃り合うこととなる。
だから水泳をやっている人たちはカミソリの扱いには慣れている。

「ほんとに?お願いしてもいいかしら?」

「ああ、任せといてよ、ツルツルにしてあげる」

「ツルツルは勘弁してほしいこど…
万が一温泉とかに行くことがあったら
恥ずかしいじゃない。
でも康介がツルツルの股間が好きなら
きれいさっぱりにしてくれてもいいわ」

少しだけ残して剃るという芸当は
康介には無理なので
剃るのならツルツルにしようと康介は思った。

「今から剃る?」

「カミソリを用意してないもの…
フェイスケアのシェーバーはあるけど
多分私のような剛毛のアンダーヘアだと
きれいに剃れないと思うわ」

「そっか…じゃあ明日、
僕がカミソリを家から持ってくるよ」

「ええ…明日ね」
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