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バツイチと言わせない
第5章 深まりゆく愛
蒼太先輩の家に着くまでの道のりが
とても長かった。
いや、長く感じた。
希美子の家の裏なので
ブロック塀を乗り越えれば
1分もかからずに行けるのだが
気分はそんなに早く行きたい気分じゃなかった。
道なりにぐるりと回っても
3分もかからない距離だったが
康介の足取りは重く
先輩の顔を思い浮かべると
昨日の尻の痛みが甦った。
『今日もアナルセックスを強要されるのだろうか…』
インターホンを押す指が微かに震えている。
(はぁ~い) インターホンからハスキーボイスな女性の声がした。
『おばさんだ…』
よかった。
おばさんが在宅中なら
先輩も淫らな事をしないだろう。
「あ、こんにちは康介です」
(あら?康ちゃん、いらっしゃい。
今ドアを開けるわね)
しばらく待つと
ポッチャリとした愛嬌のある顔立ちの蒼太の母親美穂子がドアから顔をのぞかせた。
「おばさん、お久しぶりです」
「ほんと、久しぶり。
あ、蒼太なら部屋にいるわよ」
そう言って康介を招き入れてくれた。
おばさんは今でこそポッチャリとして
いつもニコニコしていてチャーミングだが
若い頃はヤンキーで警察の厄介になったこともあったとかなかったとか…
今ではすっかり体型も心も丸くなっちゃってるが
以前に若いときの写真を見せてもらってびっくりした記憶がある。
確か高校生の時に蒼太先輩を懐妊したと言っていたので
よくよく考えれば希美子とほぼ同じ年齢なのだと思った。
とても長かった。
いや、長く感じた。
希美子の家の裏なので
ブロック塀を乗り越えれば
1分もかからずに行けるのだが
気分はそんなに早く行きたい気分じゃなかった。
道なりにぐるりと回っても
3分もかからない距離だったが
康介の足取りは重く
先輩の顔を思い浮かべると
昨日の尻の痛みが甦った。
『今日もアナルセックスを強要されるのだろうか…』
インターホンを押す指が微かに震えている。
(はぁ~い) インターホンからハスキーボイスな女性の声がした。
『おばさんだ…』
よかった。
おばさんが在宅中なら
先輩も淫らな事をしないだろう。
「あ、こんにちは康介です」
(あら?康ちゃん、いらっしゃい。
今ドアを開けるわね)
しばらく待つと
ポッチャリとした愛嬌のある顔立ちの蒼太の母親美穂子がドアから顔をのぞかせた。
「おばさん、お久しぶりです」
「ほんと、久しぶり。
あ、蒼太なら部屋にいるわよ」
そう言って康介を招き入れてくれた。
おばさんは今でこそポッチャリとして
いつもニコニコしていてチャーミングだが
若い頃はヤンキーで警察の厄介になったこともあったとかなかったとか…
今ではすっかり体型も心も丸くなっちゃってるが
以前に若いときの写真を見せてもらってびっくりした記憶がある。
確か高校生の時に蒼太先輩を懐妊したと言っていたので
よくよく考えれば希美子とほぼ同じ年齢なのだと思った。