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バツイチと言わせない
第6章 歪んだ愛情
2階の蒼太先輩の部屋へ入ると蒼太先輩は笑顔で迎え入れてくれた。
先ほどの電話での怒声はなんだったんだ?

「まあ、そこら辺に座れよ」

促されるまま康介は雑誌が散乱しているのを
少し整理してスペースを作って腰を下ろした。

「昼間っからイチャイチャしてただろう?」

「な、何のことですか?」

「裏の熟女といいことしてたんだろって言ってるんだよ」

えっ?見られていた?そんなはずない。
ちゃんとブラインドカーテンを降ろしていたし。

「はははっ!どうやらその顔は図星だな?」

しまった!嵌められた!

「すいません…」

謝る必要などないのに
熟女とスケベな事をしていたという罪悪感がちょっぴりあったので思わず口からそんな言葉が出た。

「別に謝らなくていい…
でも、俺はお前の事が好きだということを忘れないでほしいな」

康介も蒼太の事は嫌いではない。
ただそれは、昨日のような行為をする蒼太ではなく、
先輩として康介の面倒を見てくれる蒼太を頼っていた。

「お前があの女とセックスしてると思うと
嫉妬で狂いそうになるんだよ」

「セックスなんかまだしてません!」

「まだ?ほほう…いつかはヤル気なんだな」

そう、希美子とセックスしたいという願望が
つい口を滑らせた。

「許せねえな」

蒼太は立ち上がるとベルトを外して
ズボンと下着を同時に降ろし下半身を露出させた。

「しゃぶれよ」

「えっ?」

「もうあの女にしてもらって経験済みだろ?
同じようにあの女がしてくれたことを
今度は俺に奉仕しろと言ってるんだよ!」

興奮し始めた蒼太のペニスが勃起しかけていた。

「さあ、しゃぶれよ」

ペニスを鼻先に押し当てた。
同時にイカ臭いにおいが鼻腔内を襲った。

「しゃぶれば希美子との事は口外しないと約束してくれますか」

「ああ、約束する」

その言葉を信じて康介は蒼太のペニスを口に含む。 だが耐えられるのはそこまでで、
どうしてもペニスに舌を這わすことに抵抗があった。

「あの女にしてもらったようにしてくれと言ってるんだよ。
あの女はそんなに下手だったか?」

希美子のフェラチオをバカにされるのは許せなかった。
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