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第3章 GAME２

ニヤニヤしながら去って行く京太郎に、甘えたい。

私は仕事の合間を見つけて、京太郎に付箋を送った。

【今日、会えない？】

京太郎からの返事はない。

あんな話をした後だから、難しいか。

そう思っていた。


帰りがけ、家に向かっていると、一台の車が側に止まった。

「そこのお嬢さん。」

無視をしていたら、腕を捕まえられた。

「ちょっと！」

運転席を見たら、そこには京太郎が乗っていた。

「京太郎さん！」

「はい、七恵ちゃん。お持ち帰り～。」

そう言うと京太郎は、私を後ろの座席に座らせた。

「どうしたの？今日は、ダメなんじゃないの？」

「相手が欲しいって言えば与える。それがセフレの品格ってね。」

すると京太郎は、周りを見ながら、運転席に戻った。