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彼女のお母さん
第3章 美登里の過去
あれは瑠璃子を身ごもる数年前の事だった。

美登里は両親との折り合いが悪く、
高校の卒業を待たずに家を飛び出した。

元来、親子関係が悪かった訳ではなく、
原因は当時付き合っていた竜二というチンピラのせいだった。

30前だというのに定職に就かず、
ギャンブル好きな男との付き合いを
両親共に反対した。

17歳の少女だった美登里は
処女を散らし女にしてくれた竜二に
ぞっこんだった。


「俺と駈け落ちしようぜ」

竜二の誘いに将来設計など何も考えずに
故郷を後にした。

だが、両親が危惧したとおり、
二人だけの生活を始めても
竜二はろくに働かずに
美登里に働かせては金をせびった。

次第に借金が膨らみはじめて
どうにもならなくなった時に竜二が
「いいバイトを見つけてきたぞ」と誘った。

面接会場だと連れて行かれた場所は
古ぼけた雑居ビルだった。

「この部屋だ」

ドアを開いて中を覗いた瞬間、美登里は驚いた。

綺麗にリフォームを施され、
まるでラブホと見間違うほどの
ピンクに彩られた室内…

写真館のような照明器具に
部屋の真ん中にはキングサイズのベッド…

「ここで面接…?」

戸惑う美登里を尻目に竜二は

「連れてきました。じゃあ、後はよろしく」

そう言うと
ソファにふんぞり返っている数名の男たちから
札束を受け取ると「しっかりと働けよ」と
帰ってしまった。
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