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彼女のお母さん
第3章 美登里の過去
「何なんですか?それって?」

美登里は訳がわからなくて亜紀に尋ねた。

「わかんない?お・ま・ん・こ…」
そう言って意味深な笑みを浮かべた。


「えっ?それって…」

美登里は信じられないという表情を浮かべながら
亜紀のげんこつを見つめた。

「そうよ。春を売るの。
ソレをすればギャラが一気に跳ね上がるわ
早く借金を返したかったら
バンバンやりまくる事ね」

法治国家の日本で、
いくら会員制とは言え
正々堂々と春を売る営業がされていることに
美登里は驚いた。



「さあさ、開店時間よ。
しっかりと男をお股に咥えて稼ぎましょ」

そう言いながら亜紀は
美登里を店内に連れて行った。

店内は薄暗く、
女の子一人一人に個室が与えられていた。

「あんたは私の隣ね
もし困ったことがあれば
壁をドンドンと叩けばいいわ
私が助っ人に行ってあげるわね
あ、それと、
一番大事なことを言うのを忘れてたわ
お客様には必ず
ゴムを付けてもらようにしなさいね」

さあさ、お客様が来られるのを
大人しく待ってるのよと
美登里は3畳ほどの小さな小部屋に入らされた。


新顔ということで客は好んで美登里を指名した。

次から次へと客は美登里の部屋を訪れ、
何が何やらわからぬままに5人の男とSEXした。

好きな男とSEXするわけではないので
アソコが濡れるわけではなく、
閉店して他の女性達と一緒にワゴン車に乗せられ、
汚いアパートの一室に放り込まれる頃には
おまんこが擦れてジンジンと痛んだ。


『最悪だわ…』


亜紀にアソコが痛いというと
オロナインを貸してくれた。

「最初はみんなそうよ。
そうなるのを言っておいてあげればよかったわね」

亜紀たち他の女達もウンウンと肯いた。

おそらくこうなることはみんな知っていたのだ。

同じように痛い目をすればいいのだと
知っていながら
敢えて教えようとはしなかったのだ。
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