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彼女のお母さん
第3章 美登里の過去
「お仕事のお手伝いってなんですか?」
乗り込まされた車の中で
美登里は不安になって尋ねた。
「男に抱かれてもらいたい…」
「えっ?」
「もちろんギャラはちゃんと払う。
ただ…何というか男女の行為を
撮影させて欲しいんだ」
「裏本の撮影って事ですね」
裏本撮影ならばすでに経験済みですと
美登里は正直に告げた。
「裏本?今どきそんなの流行らないさ」
「えっ?だってエッチしているところを
撮影するんでしょ?」
「そうか…君はあそこに軟禁されていたから
今の流行には疎いんだね
どの家庭にも
ビデオデッキというものが普及してからは
今やアダルト産業は
ビデオの時代に突入したんだよ」
ビデオという言葉にいまいちピンとこなかったが、
話を聞き進めると、
どうやら映画の撮影みたいなものだと理解できた。
知らない男に抱かれるのは
お店で免疫が出来ていたので
少しも苦ではなかった。
それに身請けしていただいたからには
美登里はもう宗像のモノなのだから快諾した。
「そうかい、出演してくれるかい?
君のような上玉は
そんじょそこらに転がっていないからね
君のデビュー作はヒットするぞ~!」
宗像は目を輝かせながら、
ヒット作に出演すれば続々とオファーが来るし、
ギャラもドンドン跳ね上がるよと力説した。
「俺が立て替えた借金が
チャラになってもずっと俺の傍にいてくれよな」
まるでプロポーズのような真面目な表情で
宗像は美登里に語った。
実際にアダルトビデオ(裏モノ)の撮影は
裏本撮影よりもはるかに楽だった。
裏本ではカメラマンの指示にあわせて
いろんなシーンで動きを止めて
シャッターが切られるのを
待たねばならなかったが、
ビデオは竿師の男優のリードに任せて
普通にセックスすればいいだけだった。
元来、セックスは好きな部類だったので
演技で喘いだりする必要もなく、
これでお金が稼げるなんて天職だわと思った。
デビュー作は「モリマンの女」とラベルが付けられ
かなりの本数を売り上げた。
「記念すべきデビュー作だ。
思い出に一本持っておくといい」
宗像はそう言って
ビデオを一本だけ美登里に渡してくれた。
乗り込まされた車の中で
美登里は不安になって尋ねた。
「男に抱かれてもらいたい…」
「えっ?」
「もちろんギャラはちゃんと払う。
ただ…何というか男女の行為を
撮影させて欲しいんだ」
「裏本の撮影って事ですね」
裏本撮影ならばすでに経験済みですと
美登里は正直に告げた。
「裏本?今どきそんなの流行らないさ」
「えっ?だってエッチしているところを
撮影するんでしょ?」
「そうか…君はあそこに軟禁されていたから
今の流行には疎いんだね
どの家庭にも
ビデオデッキというものが普及してからは
今やアダルト産業は
ビデオの時代に突入したんだよ」
ビデオという言葉にいまいちピンとこなかったが、
話を聞き進めると、
どうやら映画の撮影みたいなものだと理解できた。
知らない男に抱かれるのは
お店で免疫が出来ていたので
少しも苦ではなかった。
それに身請けしていただいたからには
美登里はもう宗像のモノなのだから快諾した。
「そうかい、出演してくれるかい?
君のような上玉は
そんじょそこらに転がっていないからね
君のデビュー作はヒットするぞ~!」
宗像は目を輝かせながら、
ヒット作に出演すれば続々とオファーが来るし、
ギャラもドンドン跳ね上がるよと力説した。
「俺が立て替えた借金が
チャラになってもずっと俺の傍にいてくれよな」
まるでプロポーズのような真面目な表情で
宗像は美登里に語った。
実際にアダルトビデオ(裏モノ)の撮影は
裏本撮影よりもはるかに楽だった。
裏本ではカメラマンの指示にあわせて
いろんなシーンで動きを止めて
シャッターが切られるのを
待たねばならなかったが、
ビデオは竿師の男優のリードに任せて
普通にセックスすればいいだけだった。
元来、セックスは好きな部類だったので
演技で喘いだりする必要もなく、
これでお金が稼げるなんて天職だわと思った。
デビュー作は「モリマンの女」とラベルが付けられ
かなりの本数を売り上げた。
「記念すべきデビュー作だ。
思い出に一本持っておくといい」
宗像はそう言って
ビデオを一本だけ美登里に渡してくれた。