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OL 由美香 恥辱の契り
第1章 飼われている女
金沢明人は毎日が天国だった。
入社して1ヶ月、公園の木々は新緑の色濃く、
新聞の朝刊には
五月病という文字が踊り始めていた。
だが明人は五月病など、どこ吹く風だった。
なぜなら直属の上司が
社内一美人だと評される桜木由美香だったからだ。
由美香は中途採用ながら、
わずか2年で係長という役職を手に入れた女だった。
「どう?仕事は慣れたかしら?」
デスクでパソコンを相手に格闘している明人に
肩に手を添え
手元を覗き込みながら由美香が訊ねた。
「え、ええ…まあ、なんとか…」
パソコンのディスプレイの文字を
目で追いながらも、
明人の意識は肩に置かれた由美香の
か細い指を意識していた。
「そ、よかった…」
そう言いながら由美香は腰を屈め、
明人と頬がくっつきそうにしながら
同じ目線でディスプレイに目をやった。
フワリと清らかなパヒュームの香りが
明人の鼻腔をくすぐる。
「あ、その書類ね、
午後3時からの会議で使うから急いでね」
清らかなパヒュームの香りに
うっとりしてる場合ではなくなった。
午後3時まであと2時間…
間に合うか?いや、間に合わさなければ…
午後の眠気が吹っ飛んだ。
由美香を失望させてはいけない。
ここで男をあげて
由美香の笑顔を手に入れなければ。
「・・・・」「・・・・」「・・・・」
突然スマホのバイブ振動が響く…
どうやら由美香のスマホのようだった。
由美香がブラウスの胸ポケットから
スマホを取り出し、画面をチェックした。
「あ、金沢くん、ちょっとごめんね…」
そう言うと由美香は明人に背を向け、
受話ボタンをタップして対応した。
「・・・・・はい。・・・・ええ」
小さな声で話す由美香。
明人は知らず知らずのうちに聞き耳をたてていた。
入社して1ヶ月、公園の木々は新緑の色濃く、
新聞の朝刊には
五月病という文字が踊り始めていた。
だが明人は五月病など、どこ吹く風だった。
なぜなら直属の上司が
社内一美人だと評される桜木由美香だったからだ。
由美香は中途採用ながら、
わずか2年で係長という役職を手に入れた女だった。
「どう?仕事は慣れたかしら?」
デスクでパソコンを相手に格闘している明人に
肩に手を添え
手元を覗き込みながら由美香が訊ねた。
「え、ええ…まあ、なんとか…」
パソコンのディスプレイの文字を
目で追いながらも、
明人の意識は肩に置かれた由美香の
か細い指を意識していた。
「そ、よかった…」
そう言いながら由美香は腰を屈め、
明人と頬がくっつきそうにしながら
同じ目線でディスプレイに目をやった。
フワリと清らかなパヒュームの香りが
明人の鼻腔をくすぐる。
「あ、その書類ね、
午後3時からの会議で使うから急いでね」
清らかなパヒュームの香りに
うっとりしてる場合ではなくなった。
午後3時まであと2時間…
間に合うか?いや、間に合わさなければ…
午後の眠気が吹っ飛んだ。
由美香を失望させてはいけない。
ここで男をあげて
由美香の笑顔を手に入れなければ。
「・・・・」「・・・・」「・・・・」
突然スマホのバイブ振動が響く…
どうやら由美香のスマホのようだった。
由美香がブラウスの胸ポケットから
スマホを取り出し、画面をチェックした。
「あ、金沢くん、ちょっとごめんね…」
そう言うと由美香は明人に背を向け、
受話ボタンをタップして対応した。
「・・・・・はい。・・・・ええ」
小さな声で話す由美香。
明人は知らず知らずのうちに聞き耳をたてていた。