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僕らの複数プレイ
第10章 巨乳ちゃん
個室のドアは薄いので、僕の個室からも祥子ちゃんの喘ぎ声が聞こえる。

股間がモゾモゾする。
オナニーしたい。

でも、亮と祥子ちゃんのセックスの音や声を聞きながらオナニーするって、虚しいし、できれば避けたい。

僕は深呼吸して平常心を取り戻し、作りかけのプラモデルを手に取る。

僕は大学のサークルで、模型同好会に入った。
僕は自分をオタクだって思ってたけど、同好会のメンバーはもっとオタク達だった。

嫌気の差した僕は、早々に幽霊部員になり、一人でプラモデルを作るようになった。

「精神集中」
僕は自分に言い聞かせ、プラモデルのパーツを合わせる。

部屋の外からは祥子ちゃんの喘ぎ声が聞こえ続け、気を抜くとつい、僕はズボンの上から自分のペニスを弄ってしまう。
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