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第1章 はじめての３P

「脚を開いて」
亮が藤宮さんに言った。

仰向けの体勢のまま、藤宮さんは脚を開く。

亮は藤宮さんの両脚の間に座り、自分の腰を藤宮さんの股間に寄せる。

僕はベッドサイドに座り、藤宮さんの手を握っている。
藤宮さんの手の温もりと湿り気が僕の手に伝わる。

「もっと脚を開いてくれるかな？」
亮が言った。

藤宮さんはその指示に従う。

亮が藤宮さんに覆いかぶさる。

挿入したのだろうか？
僕には分からない。

亮の腰が微妙に動く。
どうやら藤宮さんの入り口を探しているようだ。

その次の瞬間…

「んッ…」
藤宮さんが苦しそうな声を出す。

藤宮さんが思いっきり僕の手を握り、痛い。
でも、それよりもずっと大きな痛みを、藤宮さんは感じているのだろう。

亮のペニスが藤宮さんに挿ったことが、ハッキリと分かる瞬間だった。

亮は童貞を捨て、藤宮さんは処女を失った。

「痛い？」
亮が尋ねる。

「痛いけど…大丈夫…」
藤宮さんは苦しそうだ。

「動きたい…動いていい？」
亮が質問を続ける。

「ゆっくりなら…」
藤宮さんが答える。