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僕らの複数プレイ
第11章 Wデート、そして…
「だめですっ!」
郁美ちゃんは僕の手を払いのけて、後ずさりする。

「しようよ」
僕は郁美ちゃんに歩み寄る。

「浴衣を脱いだら、着つけるのが大変ですから」
郁美ちゃんは困惑したような口調だ。

「じゃあ、浴衣を着たままで…」

浴衣姿の女性とのセックスって、僕の持っているエロ漫画では定番のシチュエーションだ。
郁美ちゃんの浴衣姿に、僕はムラムラしている。

「だめです! 今はこの家には亮さんや祥子さんがいるんですよ」
郁美ちゃんが言った。

亮はサッカー部の練習や試合で忙しく、近頃はシェアハウスにいないことが多かった。
シェアハウスに遊びに来た郁美ちゃんと僕がセックスするのは、いつも亮が不在のときだった。

「大丈夫だよ。 亮も郁美ちゃんもこの部屋を覗かない」
僕は説得するような口調になる。

「だめです! ドアは薄いから音が漏れちゃうかも…」
郁美ちゃんは羞恥心が強い。

「それも大丈夫。 彼らは亮の部屋でセックスしてるよ」
そう言いつつ僕は、再び郁美ちゃんの胸に手を伸ばす。

郁美ちゃんが遊びに来てるのだから、亮と祥子ちゃんがリビングでセックスすることはないだろう。
でも、亮の部屋でセックスしてる可能性が高い。
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