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僕らの複数プレイ
第2章 観覧車、そして…
緊張で頭の中が真っ白になる。

僕はゆっくりと自分の顔を藤宮さんの顔に近づけた。
藤宮さんの良い匂いが僕の鼻孔に広がる。

そして僕は、唇と唇と重ねる。
藤宮さんのメンソールリップが僕の唇に移り、僕はスゥっとする感覚を唇に覚える。

もちろん、僕にとっては初キスだ。
柔らかくって暖かい藤宮さんの唇。

僕は頭の中がテンパりながらも、藤宮さんを感じさせたいと思う。

唇と唇を重ねながら、舌で藤宮さんの唇をなぞる。

藤宮さんが吐息を漏らす。

外部から覗かれる可能性がある観覧車だってことは、もうどうでも良い。

「観覧車でエッチなことって、一度やってみたかったんだ」
藤宮さんが僕を煽るような言葉を囁く。

僕の理性が弾け飛ぶ。

座ったままの藤宮さんの花柄ワンピースのスカートを、僕はゆっくりとめくり上げる。
黒いニーハイソックスと白い太もも…。
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