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僕らの複数プレイ
第2章 観覧車、そして…
すごく気分が高揚していて、すぐ、藤宮さんに挿れたかった。

ラブホテルの場所は地図で下調べして丸暗記してきたが、もう、そんなことはどうでもいい。

藤宮さんの手を引いて、僕は目に付いた身障者用トイレに入った。

トイレの鍵を閉めながら、僕は藤宮さんに尋ねる。
「トイレだけど、いいかな?」

僕にはまだ理性が残っていて、女の子をトイレに連れ込んでセックスすることが本当に良いのか、迷いが消えていない。

「トイレに連れ込んでおいて、今さらそんなこと尋ねないでよ」
藤宮さんは笑顔で答える。

「そうだね」
僕はそう言って、自分のリュックからコンドームを取り出す。

「やっぱり、用意してたのね」
藤宮さんが言った。
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