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僕らの複数プレイ
第5章 筋トレ
「俺のランニングコースは、まずこの道を北向きに走って…」
亮は地図を使って、ランニングコースを教えてくれる。

「けっこう長いね」
僕は感心する。

「うん、15kmだから」
亮は平然とした様子だ。

「15km…」
僕は唖然とする。

「無理そうだったら、順平は違うコースを…」
亮は僕を気づかってくれる。

「僕も15km走る」
僕はキッパリと言う。

「いきなりの激しい運動はキツいぜ」
心配そうな亮。

「大丈夫。 僕も運動部出身だから。 中学のときだけど」
中学のとき、僕は卓球部員だった。

僕がトレーニングを決意した理由は単純だ。
亮と同じ体力を付けたい。
そして、亮のように逞しくなって、激しいセックスをして、藤宮さんを悦ばせたい。
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