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蒼い月光~くの一物語~
第11章 三つ巴の交わり
「ささ、千代さま、早ようこちらへ‥‥」
先ほどとは逆に、
八重が手招きして千代を呼んだ。
千代は四つんばいで赤子のように
ハイハイしながら、八重のそばに近づいた。
小さな桃尻を揺らしながら
這ってゆく千代の後ろ姿を見ていると、
剣山は思わず寝間着の裾をめくり上げて
犬の格好で交じりたい衝動に襲われたが
女同士の交わりを見てみたいのでグッとこらえた。
「八重‥‥一体どういうことなの?」
状況を読みこめない千代は不安そうに尋ねた。
「湯殿の続きを楽しんでもよいと
お許しをいただいたのでございます」
そう言って八重は妖しく微笑んだ。
「まあ!‥‥」
絶句したのち、千代の頬が赤らんだ。
「千代さま、一人ぼっちで待つ身は
辛いものでございます。
殿の許しをいただいて、
貫きたくまで余興で女同士で
愛し合ってもよいと言っていただけました」
じゃあ、さっきの続きを楽しんでもいいのね?
幼子が母に甘えるように、
千代は八重に抱きついた。
「殿が我慢できなくなって貫きにまいるまで、
たっぷりと可愛がってあげる」
千代の顎の下に指を潜らせて、
恥じらいうつむいている顔を正面に向けさせた。