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未亡人下宿~お部屋、貸します~
第5章 内覧の女
「さあ、では、お部屋に案内させていただきます」

さりげなく横尾さんが
三木という女の背に手を添えて歩き出す。


『あの人…あの女とヤルつもりだわ…』

指の長い女とは内覧の部屋で十中八九ヤレるのさ
あの人ったらそんな事を言っていた…

今日、連れてきた女も指の長い女だったわ…

あなたは女だったら誰でもいいの? 

昨日、抱いた女の敷地内で、
堂々と他の女を抱くの?


私はメラメラと嫉妬の炎が燃えたぎるのを
感じずにはいられませんでした。


四畳半の一間ですから
くまなくチェックしたって
30分もあれば充分なはず…

それにもかかわらず
私が買い物から帰ってきたときも
不動産仲介業者の社用車が駐車されたままでした。


かれこれ2時間は経っています。

昨日、私を抱いたときは
一時間にも満たなかったはずだわ。

若い女となら何発も出来るのね。

所詮、あなたもただの男と言う事よね。
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